
さんきゅう倉田です。38歳から東大生になって、現在は経済学部金融学科の4年です。
10代のぼくは中学受験も大学受験もしなかったので、進学校や大学の偏差値などの情報に疎く、ほとんど何も知りませんでした。しかし、東大に入って友人たちから話を聞くことで、筑波大学附属駒場中高という日本一の学校があることや灘中学に入ることがどれほど難しいか理解しました。
今回はそんな灘出身の東大生に話を聞きます。
▶中学受験で要となる能力は「灘中入試が3科目だから関西の学校は3科目なんだよね」
一般に、関東の中学の入試科目は国語算数理科社会の4科目である。しかし、関西の中学では3科目受験が提供されている。なぜならば、灘が国語算数理科の3科目だからである。
灘に落ちた児童を受け入れるために各学校がわざわざ3科目受験を用意しているらしい。灘は他校の入試に影響を与えてしまうほどの存在感を有している。東大入試の数学に出た問題が、他の大学で模倣されることに似ている。
なお、友人曰く灘は英語が弱い。学年によって英語の先生が異なるので分散はあるが、全体的に英語能力の伸びが遅い。一方で、数学に力を入れており、東大理科三類や国立医学部に多くの生徒を送り込んでいる。
中学受験では算数の能力が上位校合格の要であるが、灘では特にその傾向が顕著かもしれない。
▶早慶vs東大生。どっちが就職に有利?面接官も気になる灘の賢さ
灘出身の友人はとある不動産デベロッパーの最終面接で役員とこんな話をした。
「高校は灘なんですね。最近の母校はどうですか。灘と筑駒だと、どちらが賢いと思いますか?俺の若い頃はね、やっぱ灘が強くてね」
友人は、なんて学歴厨のおじさんなんだ!と思った。
「周りに筑駒の子いる?どう?」
「サークルにいます。やっぱり筑駒は賢いです」
「今の灘生はどれくらい東大に行くの?人数どれくらいいるの?」
自己紹介の後、10分ほどは灘の話をしたそうだ。そのおかげもあってか、無事に内定をもらう。就活を終えて、友人はこんなことを言っていた。
「東大だから就活に有利ってことはなかったね。結局、早慶とか一橋と争うんだけど、そうなると東大ブランドは関係ない」
Xで流れてくる就活関連の投稿にも同様の言説がある。早慶は就活に強い。コミュニケーション能力に長ける分、結果は東大と同等または上回るというものだ。筆者も初めの頃は鵜呑みにしていたが、友人たちの内定先を見るにそんなことはないではないかと思っている。
早慶でもトップ層は東大卒と同じ企業群に内定をもらうため、就活市場においては”東大”でも”早慶”でも同じように見えるが、トップ層から内定を得る早慶生の数は多くなく、むしろ学生数との比で見ると少なく、就職先企業の中央値は東大生より明らかに左側にある。
平たく言えば、東大生の方が就職実績が良い。留学から帰ってきた友人たちがそろそろ就職活動を始める。彼らの話も聞いて、仮説を検証することにする。
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(「オトナサローネ」編集部)
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