「ラジオは古い」は勘違い!再びブームになりつつあるラジオを支える「収益」って?熱狂的なファンがもたらす意外な収入源 | NewsCafe

「ラジオは古い」は勘違い!再びブームになりつつあるラジオを支える「収益」って?熱狂的なファンがもたらす意外な収入源

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「ラジオは古い」は勘違い!再びブームになりつつあるラジオを支える「収益」って?熱狂的なファンがもたらす意外な収入源
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若い頃、夜遅くまでラジオをつけっぱなしにして眠ったり、好きな番組にハガキを送ったりした経験はありませんか?かつては身近だったラジオも、今では「昔のメディア」という印象を持つ人が多いかもしれません。

けれど実際には、広告やイベント、デジタル配信などを通じて、今も独自の形で進化を続けています。それでも、「ラジオ局は何でお金を稼いでいるのか」「番組はどうやって続いているのか」までは知らない人が多いのではないでしょうか。

こうしたラジオの裏側を、教養の視点でひもとくのが、元ハガキ職人で現在は映画パーソナリティとして活躍するコトブキツカサ氏です。本記事では、コトブキ氏の著書から「ラジオを支える収入の仕組み」と、音声メディアの可能性を紹介します。

※本記事は書籍『教養として知っておきたいラジオの世界』(コトブキツカサ:著、濱口英樹:監修/日本実業出版社)から一部抜粋・編集したものです

ラジオ局の収益

受信料が主な収益源のNHKと、民放ラジオ局の収益の源泉はスポンサー企業からの広告収入でした。

昨今、その構造は変化し、放送外収入が欠かせない収益源で、聴取率を稼いでいる番組でも、幅広い利益を生まないと番組の存続が危ぶまれるケースが生じています。この節では代表的な収益源について触れます。

広告収入
ラジオ局の最も一般的な収益源は、番組内や番組間で放送される広告(コマーシャル)です。企業が商品やサービスを宣伝するために広告枠を購入し、その料金が収益となります。広告料は、放送時間帯、リスナー数、番組の人気度によって変動します。

スポンサーシップ
特定の番組やコーナーに企業がスポンサーとして資金を提供し、その代わりに番組内で企業名や商品が紹介されます。これも広告収入の一種ですが、より特定のコンテンツと結びついた形です。

コンテンツ配信やデジタル収益
ポッドキャストやオンデマンド配信サービス、ウェブサイト上の広告、アプリ内課金など、デジタルプラットフォームを通じた収益も増加しています。特に、インターネットラジオやストリーミングサービスの普及に伴い、この分野が重要になっています。

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ライセンス料やIPの提供
ラジオ局が制作した番組やコンテンツを他のメディアやプラットフォームに提供し、ライセンス料を得る場合もあります。

イベントとグッズ販売
ラジオ局が主催するイベント(コンサート、公開放送、フェスティバルなど)のチケット販売や協賛企業からの資金で収益を得ることがあります。ラジオは熱烈なファン(リスナー)が多いので、ある程度の集客が見込めるのと、イベント会場等でのグッズ販売はラジオ局にとって大きな収益となるのです。

存在感を増している放送外収入

ラジオ業界における広告収入は減少傾向にあるのが実状で、業界全体の広告費は1162億円(2024年)と言われています。

YouTubeの広告収益はGoogle全体の広告収益の一部として計上されており、2023年のGoogleの広告収益は約2250億ドル(約33兆円)で、そのうちYouTubeの寄与は約15%程度(約5兆円)と推定されていますが、具体的なデータは公開されていません。

このようにYouTubeなどの新興プラットフォームが台頭するなか、各メディアは広告費というパイの奪い合いになっています。

そこで最近ラジオ業界で盛んに行われているのが、放送外収入を得るための大規模なイベントです。テレビに比べるとラジオは番組パーソナリティとリスナーの結びつきが強く、熱狂的なフォロワーが多いのが特徴。イベント参加率が比較的高いのがラジオの強みでもあるのです。

ここまでの記事では、「ラジオを支える収入の仕組み」についてご紹介しました。つづく関連記事では、「ラジオ局はいくら稼いでいるのか?」という現状をお届けします。
つづき>>「ラジオ局」ってどのくらい稼げるの?実は意外と安定しているらしい…教養として知っておきたい「ラジオ業界のお金事情」

著者:コトブキ ツカサ(ことぶき つかさ)
映画パーソナリティ/エンタメ評論家。1973年11月16日生まれ。静岡県富士宮市出身。和光大学人文芸術学科中退。日本工学院非常勤講師。学生時代よりペンネーム「イングリティ佐野」として、ロックバンド「筋肉少女帯」のボーカリストである大槻ケンヂ氏の「オールナイトニッポン」などの常連投稿者としても活躍。学業と並行して芸能事務所に所属し タレント活動を開始。2010年からは映画を紹介する仕事を本格的に始め、ラジオをはじめとする数々のメディアで活躍。日本初の「映画パーソナリティ」として確固たる実績をあげている。主なレギュラーラジオ番組に、「コトブキツカサのオールナイトニッポンi」、「うどうのらじお」(以上、ニッポン放送)、「おはよう寺ちゃん 活動中」(文化放送)、「田中みな実 あったかタイム」(あったかファミリー一員:TBSラジオ、)などが、著書に『教養として知っておきたい映画の世界』(日本実業出版社)がある。チャッターボックス所属。

監修者:濱口 英樹(はまぐち ひでき)
ラジオ番組パーソナリティ/構成作家。歌謡曲愛好家として雑誌やWEBに寄稿するかたわら、CD/DVDの企画監修・選曲・解説を担当。ラジオ番組のパーソナリティ・構成作家としても活動。主な著書に『ヒットソングを創った男たち~歌謡曲黄金時代の仕掛人』(シンコーミュージック)、『作詞家・阿久悠の軌跡 没後10年・生誕80年 完全保存版』(リットーミュージック)などがある。


《OTONA SALONE》

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