勉強嫌いだけど「みんな受けるから」中受をやめたくない小5娘。伴走母は偏差値45を想定して志望校探し | NewsCafe

勉強嫌いだけど「みんな受けるから」中受をやめたくない小5娘。伴走母は偏差値45を想定して志望校探し

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勉強嫌いだけど「みんな受けるから」中受をやめたくない小5娘。伴走母は偏差値45を想定して志望校探し
勉強嫌いだけど「みんな受けるから」中受をやめたくない小5娘。伴走母は偏差値45を想定して志望校探し 全 1 枚 拡大写真
  

首都圏の中学受験が過熱するなか、ネット上では「我が子にあった学校選び」に頭を悩ませる保護者の声が溢れています。家庭によっては、子供自身が「私立中学に行きたい」と希望するケースもあるようですが、小学生ということもあり、必ずしも「自主的に勉強をする」とは限らないようです。

東京都世田谷区在住の牧江さん(仮名・46歳)は、およそ2年前、小学5年生の1人娘・Fちゃんから「中学受験をしたい」と言われました。しかし、いざ始めてみると、Fちゃんにはいっこうに勉強をする気がなく、伴走することに疲れを感じているそうです。

お友達の影響で中学受験を希望する娘。首都圏模試の偏差値は45前後でも「勉強する気なし」

Fちゃんは、保育園時代から同じバイオリン教室や水彩アトリエ教室に通う友達に影響され、小学校3年生の終わりに「みんなと中学受験がしたい」と言い出したそうです。現在は、一番仲の良い幼馴染のKちゃんと同じ小規模塾に通っています。しかし、5年生になった現在も、首都圏模試の偏差値は45前後。本人は勉強嫌いで塾を「学童感覚」で楽しんでいる様子で、「勉強より塾の雰囲気が好き」なのだとか。そんな中、上の子がいるKちゃんママから、「偏差値は控えめでも、有名大学への推薦枠を多く持つミッションスクールがある」と聞き、説明会に参加した牧江さん。しかし、そこで知った推薦枠の現実に驚いてしまったと話します。

46歳地方出身ママ。就職氷河期でも「職に困らなかった」2つの理由

「私はもともと、『中学受験をしなくてもいいんじゃないか』と思っていました。私自身は関西出身で、高校受験で第一志望の公立高校を落ちて私立女子高に入り、首都圏の私立大学に進学しました。実家はお寺です。父は住職ですが、子供は娘しかいないので、お寺は同じ宗派の方に継いでもらう準備をしているそうです」

牧江さんは、千葉県の私立大学の英文科へ進学。卒業後はアメリカへ2年間語学留学し、その後、ベンチャー系のコンテンツ制作会社に就職しました。

「就職氷河期世代ですが、就職は人の紹介であっさり決まりました。誰もが知る大企業ではありませんでしたが……。当時は氷河期であると同時にネット系ベンチャーが増えていた時期でもありましたし、私は友人作りが得意でした。それに今より『英語が話せる』ことに価値があった時代でした。そんな経験もあり、子供には、偏差値よりコミュニケーション能力や英語力を高めてほしい、と思っていました」

20代の頃は、Web更新業務から来日した海外タレントの通訳まで幅広く担当。30代で大手通信販売企業の本社勤務だった夫・健太郎さん(仮名・50歳)と結婚し、現在はECサイト運営会社で派遣社員として働いています。今は健太郎さんの母親と、完全分離型の二世帯住宅で同居中です。

「働きながら子育てをするのは大変なので、10年前はまだ60代後半だった義母には、本当に助けてもらいました。二世帯住宅というと『気を使いそう』と言われますが、我が家はそうでもないですね。玄関も別ですし、むしろ新婚で賃貸マンションに住んでいた時代のほうが、頻繁に義実家で食事会をしていたくらいです」

「探究心を大切にする」塾に学童感覚で通塾。 疲弊してゆく母親

牧江さんが暮らす世田谷区の住宅街は、私立小学校や私立中学校が多いエリア。共働きが多い保育園だったこともあり、小学校受験派は多くはなく、ママ友の中では中学受験を選ぶ家庭がほとんどだそうです。

「私は、中学受験する家庭が多い分、公立中学は人数が少なくて、むしろ穴場かもしれないと思っていました。でも娘本人が、『塾に行って私立中学へ進学するのが当たり前』という感覚になっていて驚きました」

夫も小学校時代に大手中学受験塾に通っていたことから、「いいんじゃない?」と前向きだったため、流されるように入塾。しかし、Fちゃん本人に勉強へのやる気はほとんどなかったそうです。

「しかも夫が、大手中学受験塾の成績至上主義にトラウマがあるようで、『無理強いせず、探究心を大切にする』方針の塾を選んだので、結局、家で親が勉強を促さないと進まないんです」

宿題をやらないFちゃんを叱りながら、横について勉強を促す日々。すると、Fちゃんはストレスから『赤ちゃん返り』のような状態になり、泣きわめいたり、テキストを開くと腹痛を起こしてトイレにこもったりするようになったといいます。

「それなら、もう受験をやめて、家族でゆっくり過ごそうと提案したんです。でも娘は首を縦に振りませんでした。『仲良しメンバーの中で、私だけ公立に行ったら、はずい(恥ずかしい)。公立に行く子とはグループが違うし、不登校になりそう』とまで言い出して……」

メンタル外来にも行ってみたけれど……。整腸剤を処方されただけ

小児科のメンタル外来では、とくに精神的問題は指摘されず、「しばらく塾を休ませましょう」と提案されたそうです。

「学校はほぼ皆勤ですし、通知表も悪くない。先生からは、『障害や深刻な病気の可能性は低いでしょう。塾で疲れているなら休ませては?』と言われました」

スクールカウンセラーにも相談しましたが、Fちゃん本人が「問題があると友達に知られるのが恥ずかしい」と本人のカウンセリングは拒否。そんな中、支えになったのは、塾の先生や先輩ママたちの言葉だったといいます。

「塾長先生には、『一旦休んで、お嬢さんのペースで学校を探してみたらどうですか? 私立中学はたくさんありますよ』と言っていただけて、気持ちが少し軽くなりました」

その後、上の子がいるKちゃんママ経由で知った、「偏差値40台でも大学推薦枠が多いミッションスクール」近隣の女子校の説明会へ向かうことになります。しかし、そこで牧江さんは、「推薦枠の裏側」とも言える現実を知ることになったのです。

本作は取材に基づいたストーリーですが、プライバシーの観点から、個人が特定されないよう随時事実内容に脚色を加えています。

【関連記事】「偏差値40台で有名大学推薦」に惹かれた母。説明会で知ったキリスト教推薦のリアル
では、ミッション系スクールの説明会で聞いた事実と家族の考えについてお伝えします。


《OTONA SALONE》

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