SixTONESジェシー「見ていて飽きない人物でいたい」ギャップを武器にする表現論 メンバー6人“同居生活”の想像も【「新劇場版☆ケロロ軍曹」インタビュー】
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◆「新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!」
1999年より「月刊少年エース」(発行:株式会社KADOKAWA)にて連載中の、漫画家・吉崎観音氏による人気作品「ケロロ軍曹」。本作はアニメ20周年記念プロジェクトの一環として制作され、劇場版としては2010年以来、実に16年ぶりとなる待望の新作である。映画「銀魂」シリーズや「勇者ヨシヒコ」シリーズなどで知られる福田雄一氏が、アニメーション初挑戦で脚本・総監督を務める。
ジェシーは、オリジナルキャラクターであるケロン人の兄弟・アルル役とデルル役の声優を担当する。
◆「ケロロ軍曹」オリジナルキャラクターへの挑戦と本音
― 本作のオファーをいただいた時の心境をお聞かせください。
ジェシー:多分ミュージカル「ビートルジュース」での僕の声の出し方などを見て判断してくださったのだと思うのですが、「僕でよければ!ありがとうございます」と、喜んでオファーを受けました。
― 最初のキャスト発表のコメントで「不安でどうにかなりそうだった」とおっしゃっていましたが、どのような不安があったのでしょうか。
ジェシー:ずっと長く続いている作品に、いきなりオリジナルキャラクターとして、しかも2役で参加するというのはやはり不安でした。福田監督は「好きにやって」というスタンスだったので、具体的なアドバイスがあったというわけでもなく。メッセージでやり取りしている時に「アドリブ要素もちょっと入れてあるから頼むよ」と言われて「いや、そんなこと言われても…」という感じでした(笑)。とりあえずセリフがないところでもいろいろ言ってみたり、空白の時間がないように言葉を入れてみたり、自分ができることをやれるだけやりました。
◆1人2役初挑戦 トイレで福田雄一監督と相談
― 実際に作品を観た感想を教えてください。
ジェシー:メインのキャラクターたち以外にも、劇中でずっといろいろなことが起きるので「これ、本当に大丈夫なの?」と観ていてドキドキしました。「さすが福田さんだな。これを許可取ったなんて面白いな」と思いながら観ていました(笑)。
― 声のトーンから雰囲気までガラリと変わる演じ分けが印象的でした。特にデルルは、とてもコミカルな声色でした。
ジェシー:変な声を出すほうが好きです。変なことをやるのが好きだから(笑)。
― ご自身でアルルとデルルの声の表現を振り返ってみて、どのように感じていますか?
ジェシー:久々に「新劇場版ケロロ軍曹」の現場に行って、2人のキャラクターの声を実際に聞いた時に「え、これが僕ですか?」と聞きました(笑)。印象が強かったので良かったのかなと思います。
― 1人2役に初挑戦となりましたが、工夫した点や印象に残っていることを教えてください。
ジェシー:声に関しては、僕がご飯屋さんにいた時にやり取りしていて。福田監督から「今大丈夫?」と電話がきたので、トイレに行って相談したんです。「こんな感じですか?(声の高さを変えて)こんな感じですか?」と実演したら「それでいこう!」となって。そんなやり取りをトイレの中でしました(笑)。
― アルルとデルルのキャラクターの雰囲気は福田監督とのやり取りで決まったのですか?
ジェシー:はい。「もうちょっとこういう感じ」「そっちそっち!」という風にやり取りをしながら決めていきました。アルルの声は「ビートルジュース」の時よりも少し可愛いバージョンになっています(笑)。
― 映画「SING/シング:ネクストステージ」(2022年)では吹き替え声優を務めていましたが、改めて声の仕事について、今作を経験した上で感じたことはありますか?
ジェシー:作品を観ている人の頭の中に、演じている本人の顔が思い浮かばないことを目標にしています。ケロロならケロロとして「このキャラクターはこの声」という風にみなさんに届いてほしい。僕は声優のプロではないですが、またこうした声の仕事に挑戦させていただけたのは嬉しいです。
◆「見ていて飽きない人物でいたい」ギャップを武器に突き進むジェシーの表現論
― 「ビートルジュース」での経験が今作に生きたと感じる瞬間はありましたか?
ジェシー:普段から志村けんさんやコロッケさん、ジム・キャリーさんが好きでモノマネをしていたんです。当時は仕事になるとは思わず、ずっとプライベートでやっていて。でも、そういう声の使い分けやモノマネが評価されて「ビートルジュース」に繋がって、今ここにいるんだろうな。面白いですよね。(手元の資料を見ながら)ここに“ジェシー”って名前が書いてある。なかなか経験できないことだから(笑)。
― 普段から楽しんでいたことが仕事に繋がったということですね。
ジェシー:そうですね。そう考えると、両親やおじいちゃん、おばあちゃんへの感謝もあります。自分から色々な人にアタックして、実際にコロッケさんや志村けんさんとも飲ませていただいたりしているので、そういう場所での経験が生きているのかなと思います。
― 声の幅はご自身の中にどのくらいあると感じていますか?
ジェシー:どうだろう。でも、よくモノマネをさせていただくビートたけしさんと志村けんさんの声は逆のタイプです。
― それを自然に演じ分けられるのは、決して簡単なことではないと思います。
ジェシー:どうなんですかね(笑)。やり続けることが大事なのかなと思っています。
― これからもレパートリーは増えていきそうですか?
ジェシー:バラエティで急に振られた時にパッとモノマネをやって、周りから「こいつ面白そうだな」と思ってもらえたらいいな、というのはずっと思っています。歌でも、ロックの曲とバラードの曲で表現が全然違うというようなギャップを常に持っていたい。見ていて飽きない人物でいたいです。
― バラエティとライブのギャップも、声の使い分けも、すべて繋がっているのですね。
ジェシー:もちろん、ずっと一貫した同じキャラクターでいるのもすごく大変ですし、大事なことだと思うのですが、それだけだと自分も飽きてしまうので、いろいろな一面がある今のバランスがちょうど良かったのかもしれません。
― ジェシーさんの中にはいろいろなジェシーさんがいて、それを声や歌で表現するようなイメージでしょうか?
ジェシー:そうですね。音楽が一番分かりやすいかもしれません。
― ご自身の中でそこまで強く意識しているわけではない。
ジェシー:自然とそっちの方向になっているんだろうなと思います。レコーディングでも「もうちょっとこういう風に歌ってみて」と言われて試してみるのですが、最終的には最初に自分が直感でやったものの方がいいとなることも多くて。やっぱり、自分のことは自分が一番分かっているからこそだと思います。
◆もし明日地球が滅亡したら?少年時代の思い出から夢の発明まで“ジェシー節”炸裂
― アニメ「ケロロ軍曹」が始まったのはジェシーさんが小学生くらいの頃かと思いますが、当時の作品に対する印象を教えてください。
ジェシー:作品自体は知っていたのですが、当時は他のアニメ作品も含めてあまり観ていなかったんです。ただ、小さい頃から周りのみんなが話していたりしたので、身近にあった作品でした。
― ご自身はどんな少年時代を過ごされていたか覚えていますか?
ジェシー:基本的には体を動かして遊ぶことの方が好きだったかな。家で何かを観るというよりは、外に出る少年でした。鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり、あとはスライムを作ったり(笑)。
― 今作のタイトルが「新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!」ということで、もし明日地球が滅亡すると言われたら、何を食べて、どのように過ごしたいですか?
ジェシー:チーズフォンデュを食べたいです。なにをディップしても美味しいから。もういっそのこと、浴槽にチーズを入れて、自分も中に入って食べたい(笑)。
― では、浴槽の中で1日を過ごす?
ジェシー:いや~いいね。チーズフォンデュ。“自分フォンデュ”したい(笑)。
― 天才発明家のアルルにちなみ、ジェシーさんが発明してみたいものはありますか?
ジェシー:電車で座っている人を見て「この人、次の駅で降りそうだな」と思って近くに立っていたら、最終的に「新宿まで乗ってるんかい!」みたいなことがよくあるんですよ(笑)。だから、席に座っている人の降りる駅を表示する機能がほしいです。そしたら「じゃあ、この人の前に立っておこう」とスタンバイできるから(笑)。学校に通っている時に満員電車の中でずっとそんなことを考えていました。もしそんな機能があったら最高だよなと(笑)。
― 発明家としての素質はご自身であると思いますか?
ジェシー:そういうことを考えるのは好きです。普段から先輩や後輩とご飯を食べに行った時に「こういうのがあったらいいよね」と話すこともあります。
― もしジェシーさんがケロロ小隊に入るとしたら、ご自身はどういうポジションになると思いますか?
ジェシー:メインではなく、敵が攻めてきたら「まあ1回ちょっと話そうぜ」と声をかけて、敵が話している隙に撃退する。1回相手の気を引かせるために、あえてバカを演じます(笑)。
― どんなコミュニティにいてもコミュニケーション能力が生かされるということですね。
ジェシー:そうですね。“バカカ”というキャラクターで(笑)。
◆「楽しくふざけていたい」「ライブはずっとやり続けたい」ジェシーが思い描くSixTONESの未来
― 今作は、アニメ20周年記念プロジェクトの一環として始まりました。SixTONESのみなさんもデビュー6周年イヤーということで様々な活動をされていますが、今後20周年を迎えた時に、個人として、グループとしての目標や思い描いている未来はありますか?
ジェシー:ライブはずっとやり続けたいなと思っています。とにかくずっと、楽しくふざけていたいです。あと、いつも雑誌の取材現場では飲み物や食べ物を用意していただけるので「おじいちゃんになっても雑誌の取材だけは受け続けられたらいいよな。タダで美味しいものが食べられるし」なんて、メンバーとよくふざけた話をしています(笑)。
―デビュー6周年を迎えて、今までより一緒にいる時間も長いかと思いますが、改めて感じたメンバーへの思いを教えてください。
ジェシー:それぞれが自分の足でしっかりと立っているからこそ、こうして6人が集まる時に、よりパワーを感じるものはありますね。6人の家があったら面白そうだなと思ったりもします(笑)。
― もし6人の家があったら、ジェシーさんは家事を積極的にするタイプですか?
ジェシー:ちゃんとしますよ!僕は皿を洗いたいですね。まあ、実際はみんなそれぞれ自由に好きなことをやっていると思います(笑)。
― 最後に、作品の見どころを教えてください。
ジェシー:全部です。本当に一瞬で終わっちゃう。サプライズ要素がたくさんあるので、楽しみにしてもらいたいです。子どもの頃に観ていた方が、大人になって改めて観ると「やっぱりこのキャラクターも好きだな」など、当時とはまた違う魅力を感じることもあると思うので、今の自分がどう感じるのか、その変化も含めてぜひ楽しんでもらいたいです。あとは、僕が演じたアルルとデルルのこともぜひ可愛がってもらえたら嬉しいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆ジェシープロフィール
1996年6月11日生まれ、東京都出身。2020年にSixTONESとしてCDデビュー。俳優としては、2012年放送の「私立バカレア高校」(日本テレビ系)でテレビドラマ初出演を果たす。近年の主な出演作は、ドラマ「新空港占拠」(日本テレビ系/2024年)、「モンスター」(カンテレ・フジテレビ系/2024年)、「パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-」(日本テレビ系/2026年)、映画「お嬢と番犬くん」(2025年)、「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」(2025年)、ミュージカル「ビートルジュース」(2023年、2025年)など。
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