【高校受験2026】都立高の学力検査、理科のみ平均点上昇
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同調査は、共通問題を受検した生徒の学力実態を把握するため毎年実施している。各教科・各設問の正答・誤答を分析し、その結果を公表することで、各学校における教科指導の改善につなげることを目的としている。
2026年度入試の学力検査は2月21日に実施された。共通問題による第1次募集・分割前期募集の受検者数は、国語3万900人、数学3万901人、英語3万742人、社会3万4,430人、理科3万4,429人で、全体では約3万5,000人が受検した。
平均点は、国語74.9点(前年度比0.1ポイント減)、数学60.4点(前年度同点)、英語61.2点(同2.5ポイント減)、社会59.9点(同点)、理科66.7点(同7.5ポイント増)だった。
唯一平均点が上昇した理科では、得点分布のピークが前年度の76~79点から84~87点へ移動。80点以上の高得点層の割合も23.0%から36.5%へ大きく伸びた。一方、英語は平均点がやや低下し、得点分布のピークも84~87点から72~75点へ低得点側に移動。80点以上の割合も32.3%から24.9%に減少した。
国語の平均点は前年度並みだったが、得点分布のピークは80~84点から90~94点へ上昇。85点以上の割合も32.5%から36.3%に増えた。数学は平均点こそ前年度と同じだったものの、得点分布のピークは65~69点から75~79点へ上昇。80点以上の割合も17.2%から23.3%へ増加した。社会は得点分布のピークが、前年度は80~84点の1か所だったのに対し、今年度は75~79点と80~84点の2か所に分散した。平均点は変わらなかったが、80点以上の割合は23.8%から23.0%へわずかに減少した。
全教科でもっとも正答率が低かったのは、数学の立体の体積を求める問題(大問5・問2)で2.0%。このほか、相似図形の性質を組み合わせて線分の長さを求める問題(大問4・問2-2)が7.5%、座標平面上の図形の面積を考察する問題(大問3・問3)が18.5%と低く、思考力や応用力を問う問題に課題がみられた。
教科別でもっとも正答率が低かった問題は、英語が聞き取った内容を英語で表現する記述問題(大問1B・問2)の18.9%、社会が衆議院の優越が適用される事項を特定する問題(大問5・問3)の17.1%、理科がばねに働く力と伸びの関係を問う問題(大問6・問2)の29.0%、国語が複数の資料から情報を整理する問題(大問5・問3)の55.5%だった。
東京都は、今後の授業改善のポイントとして、数学では「条件を適切に読み取る力」、英語では「複数の領域を統合した言語活動」、社会では「事象を多面的・多角的に考察する力」などの育成をあげている。調査報告書と、調査報告書活用のポイントをまとめた資料は、東京都教育委員会のWebサイトで公開している。
《川端珠紀》
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