
大事な場面で「ちゃんと答えられるかな?」「想定外の質問きたらどうしよう…」と不安になること、ありませんか?頭の中で準備していても、本番になると焦ってしまうことってありますよね。
そんな悩みにヒントをくれるのが、日本脳科学認知心理協会理事・株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長の上岡正明氏。AIを使えば、本番さながらのやり取りを気軽に何度も練習できると語っています。
本記事では、“AIで「3か月で5億円」”を実現した上岡氏の全60の技法を完全公開した著書から、対応力を高める方法と、AIを上手に活用するためのコツを紹介します。
※本記事は書籍『最短で最大の成果を上げる AIアウトプットの全技法』(上岡正明:著/アスコム)から一部抜粋・編集したものです
AIで本番のロープレをする
重要な商談、クレーム対応、部下との面談……。「予想外の反論が来たらどうしよう」と不安なときは、AIでロープレを。何度でも気を遣わずに練習できます。
AIに「手強い相手」を演じさせる
大事な商談の前、頭の中でシミュレーションをした経験は誰でもあるはずです。
でも、脳内のシミュレーションはどうしても自分に都合のいい展開になるため、本番で想定外の質問が飛んできて、頭が真っ白になることがあります。かといって、同僚にロープレの相手を頼むのも、気恥ずかしいし、相手の時間を奪うので気が引けます。
しかしAIなら、その心配がありません。「手強い取引先の決裁者」を演じさせて、本番さながらのやり取りを何度でも繰り返せます。やり方は簡単です。AIに、相手の年齢、役職、性格、抱えている課題を伝えて、「この設定で、私の提案に厳しい質問をぶつけてください」と頼みましょう。
たとえば、こんなプロンプトを使ってみてください。
プロンプト
これから、新サービスの提案営業のロールプレイングを行います。
あなたは以下の【設定】を持つ「手強い取引先の決裁者(部長)」になりきって、私の提案に対して厳しい質問や反論を投げかけてください。【設定】
・年齢:50代のベテラン営業部長
・性格: 論理的でコストに非常に厳しい。新しいIT ツールには懐疑的。
・現状: 社内の業務効率化はしたいが、現場の混乱を恐れている。まずはあなたから、「今日はどのようなご提案ですか?」と第一声をかけてください。
【提案内容】( ここに提案内容を入れる)
すると、「それって導入に時間がかかるんじゃないの?」「他社製品との違いがわからない」といった、リアルで鋭い反論が返ってきます。あとは実際の商談と同じように、自分の回答をぶつけてください。AIは設定された性格のまま、容赦なくツッコミを入れてくれます。
終わったら、フィードバックをもらう
何度かやり取りをしたら、「ロープレを終了します。私の回答について、良かった点と改善すべき点を指摘してください。100点の回答例も教えてください」と頼んでみてください。
AIは、演じていた相手役から降りて、今度は客観的なコンサルタントとして、あなたの受け答えを評価してくれます。どこが弱かったか、どう言えばもっと効果的だったか。
ここまで具体的なフィードバックは、なかなか人からはもらえません。商談だけでなく、採用面接の練習、クレーム対応の予行演習、部下との1on1の準備にも使えます。「これはAIとの練習でやったパターンだ」と思えるだけで、本番での余裕がまるで違います。
AIにプロンプトを作らせる
「AIへの指示の出し方がわからない」と悩んでいませんか。プロンプトは自分で考える必要はありません。すべて、AI自身に作らせましょう。
プロンプトで悩む時間は、ゼロにできる
AIを使い始めると、多くの人がぶつかる壁があります。「どう指示を出せばいいかわからない」。プロンプトの書き方を解説したサイトを読み漁り、テンプレートを探し、自分の用途に無理やり当てはめようとする。これが、じつは一番の時間の無駄です。
プロンプトは、AI自身に作らせてください。やり方は2ステップです。
ステップ1:頭の中にあることを、そのまま書く。
〈若手向けに、コミュニケーションの研修資料を作りたい。堅苦しいのはイヤ。最近のトレンドや事例を入れて、30分で話せる構成にして。〉
単語の羅列でも、箇条書きでもかまいません。完璧な文章にする必要はありません。
ステップ2:最後に一言だけ添える。
〈上記の要望を叶えるために、あなたがもっとも高品質な回答を出力できる完璧なプロンプトを、私に代わって作成してください〉
これだけです。AIが最適なプロンプトを作ってくれます。自分で考えたプロンプトとは、出てくる答えの精度がまるで違います。
プロンプトに正解はない。だからAIに任せる
仕事の内容も、求めるアウトプットも、人それぞれ違います。だからこそ、「自分が何をしたいか」をざっくり伝えて、「最適なプロンプトを考えて」とAIに頼む。このやり方を覚えておけば、どんな仕事でも、プロンプトで悩むことはなくなります。
ここまでの記事では、「最適なプロンプトの作り方」をご紹介しました。つづく関連記事では、 AIを活用した効率アップのための具体的な方法を解説します。
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著者:上岡正明(かみおか・まさあき)
日本脳科学認知心理協会理事。株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長。情報経営学科修了(MBA)。 多摩大学客員講師。PR広報、ブランド構築、デジタルマーケティングのコンサルティング会社を設立。三井物産やSONYなど200社以上の企業ブランド構築、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRなどを行う。と同時に、放送作家としてドラマ脚本や、「笑っていいとも」「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「タモリのスーパーぼきゃぶら天国」など人気番組の企画構成を担当するなど、メディアクリエイターとしてマルチに活躍。独学で通算10億円を築いた投資家としても知られるかたわら、近年はAIを経営・マーケティング・投資の現場にいち早く導入。AIを活用し、たった1人で新規事業を立ち上げ、わずか3か月で5億円規模の売上を達成。YouTubeやXなどSNSの総フォロワーは約60万人。ビジネス分野で屈指のアウトプット量を誇る起業家・投資家・YouTuber。



