特別展「発見された東京の化石」日比谷図書文化館で8/29から
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東京都心部では、地下鉄や道路、ビルなどの建設にともない、地下深くを掘削する工事が多く行われてきた。そうした工事の現場からは、絶滅した大型動物や貝の化石が数多く発見されている。特別展では、東京のどこで、どのような化石が発見されたのか、また化石を含む地層について紹介する。
見どころの1つは、千代田区、中央区、渋谷区、文京区、台東区など都心部で発見された化石。陸の生物では、絶滅したナウマンゾウやヤベオオツノジカなどの大型動物、海の生物では、寒い海に棲むセイウチや絶滅したトウキョウホタテなどの化石を展示する。ナウマンゾウでは、首都高速道路の建設にともなって英国大使館前(半蔵門脇)から発見された化石や、日本橋浜町で見つかった「浜町標本」、それと並んで有名な「原宿標本」の実物化石を特別に展示。区内で最初に確認された更新世の貝化石「五番町貝層」も初公開する。
また、現在は陸地となっている都心部で、なぜ貝やイルカの化石が発見されるのかについて、地形の成り立ちから紹介する。約258万8,000年前から始まる更新世では、地球が氷期と間氷期を繰り返し、標高の低い場所では海水面の上昇と下降によって、海になったり陸地になったりしていたという。会場では、都心部に海が広がっていたことがわかる、地下深くから採取した35m分の地層も展示。最下部は約33万年前のものだという。
会期中は、展示担当学芸員によるギャラリートークを9月4日、9月25日、10月16日に実施する。各回午後6時から30分程度で、事前申込みは不要。参加費は無料だが、別途観覧料が必要となる。
関連講座として、「東京のナウマンゾウー都市の開発でめざめたゾウたちー」「千代田区の地形・地質の成り立ちを探る」「東京の地下に眠る貝化石」を開催する。10月12日には福井県とのコラボ企画として、スペシャル講演「福井県のジオ(Geo)年縞×恐竜 研究の最前線2026」も行われる。いずれも会場は地下1階の日比谷コンベンションホールで、定員は各回200名。参加費は1,000円、千代田区民は500円。事前申込制で、申込みは千代田区立図書館のWebサイトにて先着順に受け付ける。
小中学生向けには、千代田ミュージアムネットワーク連携講座「化石掘り体験」も予定している。10月10日に多摩川河川敷で開催し、対象は小学5年生から中学3年生までとその保護者。参加費は1組500円。申込期間は8月22日午前10時から9月7日午後5時までで、定員は10組20人。応募多数の場合は抽選となる。
特別展および関連講座の詳細は、千代田区立図書館のWebサイトで確認できる。
◆日比谷図書文化館 特別展「発見された東京の化石」
会期:2026年8月29日(土)~10月18日(日)
会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室(東京都千代田区日比谷公園1-4)
開室時間:10:00~19:00(金曜日は20:00まで、日曜日・祝日は17:00まで)
※入室は閉室の30分前まで
休館日:2026年9月21日(月・祝)
入場料:一般500円、大学・高校生300円
※区内在住者、中学生以下、障害者手帳などを持つ人および付き添い1名は無料
《吹野准》
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