発達障害グレーゾーンからの学校探しと受験勉強。家庭教師との出会いが親子を変えた理由 | NewsCafe

発達障害グレーゾーンからの学校探しと受験勉強。家庭教師との出会いが親子を変えた理由

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発達障害グレーゾーンからの学校探しと受験勉強。家庭教師との出会いが親子を変えた理由
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首都圏では、いまや2月の一大イベントともいえる中学受験。首都圏模試センターによると、2026年度入試の私立・国立中学受験者数は52,050人(前年比99.5%)にのぼり、過去40年で4番目の多さとなりました。

クリエイティブソフトウェア企業に勤務する優子さん(仮名・48)も、小学校低学年で発達障害グレーゾーンといわれた次女・A美ちゃんと二人三脚で、「6年生からの中学受験」に取り組んでいます。現在は、「発達障害、グレーゾーン、不登校などに対応するプロ集団」とされる家庭教師紹介会社の家庭教師に頼りつつ、「少人数制でインクルーシブ教育に理解がある中学校」を目指して、日々伴走しています。

【どうする?小学校受験と中学校受験】#14後編

■1、2年は不登校だった「気疲れ」しやすい娘。その後の小学校生活は?

カウンセラーや児童精神科との出会い・相談が教室復帰の第一歩に

画像:首都圏模試センター提供

次女のA美ちゃんが低学年の頃。不登校に悩んだ優子さんは、『校内サポートルーム』で知り合ったママ友の紹介で児童精神科を受診し、発達障害の検査とカウンセリングを受けることにしました。

「児童思春期外来のある小児科で検査を受けた結果、『ADHDの特性はみられますが、現時点では診断基準を満たすほどではなく、経過を見ていきましょう』と説明を受けたそうです。一方で、それ以上に分離不安症(分離不安障害)への対応が必要とのことでした」

そして3年生のとき、優子さんが「救世主」と振り返る担任と出会います。

「学年主任でもあった40代の女性教諭・鈴木先生(仮名)が担任になったんです。菩薩のような穏やかな雰囲気で、誰からも好かれる先生でした。話術も絶妙で、面白いことを自然に挟みながら、生徒を叱るときでさえクスッと笑えるユーモアを忘れません。心理学系の資格もお持ちで、次女とクラスメートとの橋渡しを上手にしてくださいました」

とはいえ、次女の「気疲れしやすい」性格は変わりませんでした。

「ひとクラス30人は、次女のキャパでは多すぎて、うるさすぎるようです。私たちが住む沿線には私立中学校が多くあります。都心のような難関校ではありませんが、少人数でのんびりした校風の学校も少なくありません。一度は受験させてあげたいと思いましたが、個別指導塾では本人が疲れ切ってしまい、『無理をさせたいわけじゃない』と4年生の頃はいったん諦めました」

■高学年女子あるあるで「男子が苦手」に……

「このまま公立の学校には行きたくない」5年生で初めて本人が決意した中学受験

5年生の終わり頃になると、次女は思春期を迎え、クラスのやんちゃな男子に苦手意識を持つようになったそうです。

「学校にはちゃんと通えていましたし、5年生の半ばまではこのまま公立中学校へ進学して、カウンセリングを続けながら様子を見ようと思っていました。ところが5年生の終わりになると、隣の席の男の子にバッタを手渡されたり、廊下でふざけて投げ合っているボールが当たったりして、『男子最低』と言い出しまして……。多分男の子に悪気はないし、高学年女子あるあるなんですけれど。そんなこんなで『あの子たちとは違う学校に行きたいから受験する』と本人から言ってきました」

優子さんには「6年生から中学受験だなんてさすがに遅すぎるのでは」という不安があったそうです。

「『もっと早く言ってくれたら』とも思いましたが、スクールカウンセラーさんに相談したところ、『不登校経験者や発達障害、学習障害などの特性があるお子さんに、対応している塾や家庭教師がありますよ』と教えていただきました。それが家庭教師サービス『J』(仮名)でした」

■指導法が娘に合い、どんどん深い学びへ

「全員が正社員のプロ講師」の集団という家庭教師サービスの「良かった点」とは

いくつかの塾や家庭教師サービスを見学したり説明を聞いた結果、「全員が教育のプロ」という点に魅力を感じ、『J』(仮名)に依頼することを決めました。

「やはり、アルバイトの先生と違ってプロなので、子供の懐に入るのがうまく、良いところは惜しみなく褒めてくれます。さらに良かったのは、1週間分の宿題をまとめて渡すのではなく、『月曜日はこれ』『火曜日はこれ』と、毎日やることをファイルに入れて渡してくださることです。次女は大量の宿題を一度に渡されるとパニックをおこしてストレスをためてしまうタイプ。そのせいで、個別指導塾では心が折れてしまったんです」

今頼んでいる家庭教師の先生は、誰にでも整理整頓しやすいように、宿題を短く区切って、分けて渡してくれるそう。

「まるで、要介護1の父親の服薬みたいです。忘れないように、1回ごとにパッケージに入れてくれる。これなら取りかかるハードルも低くて、うまく気分が乗るとそのまま集中できる。宿題の出し方を本当によく分かってくださっていると感じました。また、ほぼ同じ内容のプリントを、何回も繰り返すので、気が付いたら自然と基礎が身についていきました」

本人も手応えを感じており、とくに算数と理科では、日によって「過集中では」と思うほど集中して取り組むこともあるそうです。

■受験校探しから落ちてしまったときのことまで、家庭教師とともに検討

「偏差値」より「安心して通える学校」を目指してプロと「受け入れてくれる私立」を模索中

「今でも、『勉強が楽しくて仕方がない』というわけではありません。勉強量はその日の気分に左右されますし、体育がある日は相変わらずぐったりしています。でも、学校の宿題と、その日に家庭教師の先生から出された宿題だけは、ルーティンとして続けられるようになりました」

首都圏模試も受験したところ理科と算数は伸びており、「このペースで4年生から始められていたら」と思うほど、遅れを取り戻しているそうです。

「あえて先生は、首都圏模試の前に過去問を解かせてくれたこともあります。受験対策というより、『良い偏差値を出して、自信をつけてモチベーションを上げるため』だと聞きました。最近は学校見学にも行き、倍率はそれほど高くないものの、落ち着いた雰囲気の女子校と、多様性や発達障害への理解がある新設校に絞って対策を練ってくれています」

受験が近づけば、過去問にも本格的に取り組む予定です。

「全部落ちてしまったら、学区外の公立中学校へ通える制度がないか調べたり、サポート校や通信制中学校も選択肢として考えています。家庭教師の先生は、そうした選択肢も教えてくださいますが、最初から『通信制にしましょう』と決めつけることはありませんでした」

サポート校やサポートルームの説明もとてもありがたいものではあるけれど、冷静に「普通の中学受験をしたらどのあたりなら可能性があるのか」とビジョンを提示してくれたことに、優子さんは勇気づけられたと話します。

「まずは私立で『受け入れてくれそうな学校』を探し、それでも難しかった場合の保険として別の道も提案してくださいます。費用は決して安くありませんが、私たちにとってはそれだけの費用をかける価値はあったと感じています」

本作は取材に基づいたストーリーですが、プライバシーの観点から、個人が特定されないよう随時事実内容に脚色を加えています。

>>この記事の前編:不登校を経験した娘の中学受験。専門の家庭教師を頼んだら「真綿が水を吸うように」勉強を始めた6年生


《OTONA SALONE》

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