物語は、善良な弁護士・白石健介(中村芝翫)が刺殺された事件から始まる。容疑者として浮上した倉木達郎(三浦友和)が「私がやりました。"すべての事件"の犯人は私です」と自供し、事件は解決した、はずだった。
しかし、容疑者の息子・倉木和真(松村北斗)と、被害者の娘・白石美令(今田美桜)は、互いの父の言動に違和感を抱く。「なぜ父は、殺人を犯したのか?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか?」。出会ってはいけない2人が手を取り合ったとき、"真実"が揺れ動く…。
この度解禁された9点の場面写真は、登場人物たちの多面的な表情や、物語を象徴する印象的なシチュエーションを切り取ったもの。
父の事件をきっかけに日常が一変した倉木和真(松村)が記者から追い詰められ緊張感を漂わせる一枚や、白石美令(今田)が凛とした佇まいで真実を求める意志を宿すカット。地下鉄ホームで容疑者の息子と被害者の娘が向き合う禁断の姿も収められ、事件の真相へとつながる重要な局面を予感させる。
警視庁捜査一課の刑事・五代努(柄本佑)が事件の手がかりを耳にし、厳しい眼差しで書類に目を通す場面や、彼と行動を共にする所轄刑事・中町(前原滉)の姿、五代が和真の部屋を訪れ重苦しい空気のなかで対峙する緊迫のひと幕も公開された。美令が事件に抱いた違和感を五代に訴えかける様子もうかがえる。
刑務官に挟まれながら廊下を歩く容疑者・倉木達郎(三浦友和)は、言葉を介さずとも、その佇まいだけで複雑な胸中を物語る圧倒的な存在感を放っている。
また、倉木達郎のことをよく知る小料理屋「あすなろ」の店主・浅羽洋子(風吹ジュン)と、その娘・織恵(井川遥)が意味深な表情を見せる。誠実だった夫を突然奪われ、深い喪失感を抱えながらも娘を案じる被害者の妻・白石綾子(吉田羊)が、美令の隣で言葉にならない思いを胸に複雑な表情を浮かべる一枚も公開された。
日本映画界を代表する実力派俳優陣が織りなす濃密な人間ドラマの一端を垣間見ることができる場面写真となっている。『白鳥とコウモリ』は9月4日(金)より全国にて公開。



