
更年期世代? セカンドステージ? ミドルエイジ? 呼び方はさまざまですが、家事に仕事にプライベートに、忙しい女性にこそ必要なエイジレスビューティアドバイスを、私、植松晃士がお送りします。
海だ、プールだ、花火だとウキっとしていたのは若かりし頃の話。今や夏は苦手だという大人世代も多いはず。でも、裸ではいられない。どうせ着るなら「素敵ね」と思われたい。今回は、大人の夏ファッションのマストポイントをアドバイスさせていただきます。
【植松晃士のエイジレス・ビューティ#13】後編
▶今季、おすすめのファッションアイテムって?
垢抜け感は、シルエットと肩のラインで決まる
大人の素敵なファッションには、絶対的な決まりが2つあります。
1、清潔感
2、垢抜け感(言葉を変えれば洗練、ソフィスティケイテッド。つまり野暮ではないということ)
1つ目の「清潔感」については前編でお話しいたしました。2つ目の「垢抜け感」、つまり洗練は、「清潔感」を出すための秘訣でもあった「重ね着をしない」という話ともつながっています。ゆるゆる、ずるずる、だらだらしたシルエットを避けて、すっきりと。アイテム自体がゆるくないもの、ピシッとしたものを選ぶこと。そしてアイテムの数を少なくすること。ワンピースなら1枚で完結、セットアップならTシャツにワイドめのパンツを合わせるだけ、というように。
今季、取り入れたいのは「夏のジャケット」
洗練を感じさせるもうひとつのポイントが、肩のライン。今どきのトレンドはジャケットです。「暑いのに?」と思うかもしれませんが、今は半袖のジャケットもあって、たわわな二の腕もちゃんと隠してくれるの。透け感のある涼やかな素材のものも増えていますから。ジャケットの中は、ノースリーブでもTシャツ一枚でも構いません。最近のものはショルダーラインがきれいに作られているので、パッドが入っていなくても肩のラインがきちんと見え、それだけで洗練された印象になります。肩がきちんとしているとシャープな印象になります。ちょっとした緊張感、シャッキリ感こそが洗練につながるアイテムなんです。
▶真夏におしゃれ感をキープするために、持ち歩きたいものとは
暑さ対策アイテムも、味方につけて

今は暑さ対策のためのアイテムも充実しています。代表的なのは日傘。男性でも日傘はもうマストなくらいの時代です。若い子たちはハンディ扇風機を持ち歩いていますが、大人がハンディ扇風機を持つのは、正直どうなんだろうと思ってしまうの。
体感としては、風の効果は確かにあります。僕はエアコンが苦手で、家では扇風機を使っているのですが、今の扇風機は温度が下がったように感じるほど優秀で、多機能。ひとたび使うとクセになって手放せなくなる。それくらい人を虜にするアイテムだと思います。
ハンディ扇風機も同じ。大人世代の女性は、とある理由で暑くなったり寒くなったり忙しい。だからハンディ扇風機を外出先で使っていると、「あら、お年頃かしら?」と他人から思われるのが気にならないかしら? 気になるなら、お風呂上がりにメイクの支度をするときなど、家の中で活用するのがいいかもしれません。もちろん、それは個人の自由ですけれどね。
ちなみに、僕が外出先で暑さ対策しているのは、できるだけ日陰を選んで歩くこと。信号待ちでも、2メートルほど下がった木陰に入るようにしています。あと、モデルのお友達に聞いたんですけど、お化粧直しの際に、冷えぴた的なものを脇にあてるといいそう。太い静脈が通っている場所を冷やすと、全身がすっと涼しくなるんですって。
▶真夏のトップスのシワは、シワのある顔にはNG!
忘れられない、あの夏のロケの話
暑さ対策といえば、僕には忘れられない思い出があります。長年、お昼のテレビ番組で、40度近い真夏の日に一日中外でロケをして、「ちょいモテ〜おブスです~」「ちょいブスで〜す□」なんてやっていた時期が長くありました。あの頃、涼をとっていたのが、ショッピングモールの売店で売っているフローズンのかき氷のようなもの。
あれが一気に体温を下げてくれるんですが、食べ終わると数分でまた一気に体温が上がってしまって、気づけばやみつき。まさにリバウンドです。中毒性があって、ロケの合間合間に1日5杯も6杯も食べてしまう。確かに、一気に下がって一気に上がるというのは、体には良くなかったんだろうなと今なら思います。本当に余談ですが、あの命懸けとも言える真夏のロケがなくなったことが、結果的に僕の延命につながったんだろうなと、今となっては思うんです(笑)
洋服のお手入れも、手を抜かない
夏は汗をかくので、お家で洗濯できるアイテムを選びがちですが、今は洗える素材でもシワになりにくい機能素材のものがたくさんあります。そしてTシャツは乾燥機やハンガー干しでどうしてもシワになりやすいので、トップスは特にアイロンが大事。面倒でも、そこは手を抜かないこと。
洗いざらしでサマになるのは大学生まで。肌がぴちぴちで、シワひとつなかったあの頃なら、シャツがシワシワでも許された。でも大人になった今は大変なことに! シワとシワを合わせて「幸せ」というわけにはいかないんです。シワとシワを合わせてシワシワ、ですからね。
>>この記事の前編:夏は大の苦手、でも「素敵ね」と言われたい。40代・50代の夏オシャレの鍵は「清潔感」
取材・文/中尾 慧里
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