
「急に顔が真っ赤にほてる」「気温とは関係なく大量に汗をかいて止まらない」など、40~50代になり、こんな悩みがありませんか?日本の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。この時期は、ホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いです。
更年期女性のお悩みのひとつに「ホットフラッシュ」があります。ホットフラッシュとは、発汗やのぼせ、ほてりなどが起きる更年期障害の代表的な不調のひとつです。今回は、更年期のホットフラッシュの改善法について薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
突然ブワっと吹き出す汗。なんでこんなことになっちゃうの?

食品会社のマーケティング部で働くあつこさん(49歳)には、悩みがありました。
「最近、急に顔がカーッと熱くなったかと思うと、滝のように汗が出て止まらないということがよく起こるんです。寒いくらいに冷房が効いているオフィスなのに、私だけダラダラと大量の汗をかいていることもしょっちゅうです。メイク崩れや他人の目も気になって恥ずかしくて……」
家にいるときなら、着替えたり涼んだりしてなんとか我慢できるものの、時と場所を選ばずに仕事中も突然ほてりや発汗が起こるため、あつこさんは困っていました。
「汗取りシートや汗取りインナーを使ったり、涼しい素材のゆったりした服を着たりと気をつけていますが、汗が出始めるともう止まりません。先日も勤務中、『あ、このタイミングできた!』と、かなり焦ったことがありました。汗取りインナーを着ていましたが、シャツまで汗でびっしょり。慌ててトイレに逃げて着替えたものの、これが会議中だったらどうなっていたことか……」
いつまた、のぼせや汗がでるかと思うと、気が気でなくイライラして仕事に集中できないというあつこさん。一刻も早くこの症状をどうにかしたいと思い悩んでいました。
まだ生理がある私には関係ないと思ってた、これが「更年期」なの…?
ある日のランチタイムの時に、仲のよい職場の先輩に、最近急にのぼせたり、大量の汗をかいたりするので悩んでいると相談すると、
「それって更年期じゃないの?確か、ホットフラッシュだっけ……そういう不調があるって雑誌でみたことがあるわ」
と意外な言葉がかえってきました。
毎月生理は順調にあるし、更年期はまだ他人事だと思っていたあつこさん。まさか、まだ更年期じゃなないでしょ!と、その場では笑って済ませたそうです。
それでも、気になってその後ネットで検索したあつこさん。
- 閉経前後の更年期に症状が出始めたり悪化したりする
- 気温に関係なく汗をかく
- 上半身(とくに顔や頭)が熱くなる
- 気持ちの落ち込みやイライラも悪化している
調べれば調べるほど、あつこさんの症状は、更年期のホットフラッシュの症状にぴったりでした。
この不調の原因は更年期なのかもしれない……? あつこさんはそう考えるようになりました。
思い切って友人の薬剤師に相談、するとわかった意外なこと
ネットで調べた時に、ホットフラッシュにはホルモン補充療法が効果的だと知ったそうですが、自然の流れに反するように思われて、あつこさんには少し抵抗があったそうです。考えた末に、あつこさんは薬剤師の友人が勤める薬局に相談にいくことにしました。
「まさしく更年期のホットフラッシュの症状だ、そう言われました。更年期になると、女性ホルモンの減少やストレスが原因で、体温や汗を調節する自律神経が不安定になりホットフラッシュが起きやすくなるんですって」
本編では、冷房の効いたオフィスでも突然顔が熱くなり、滝のような汗が止まらなくなってしまった49歳のあつこさんのお話をお届けしました。汗取りインナーを着ていてもシャツまでびっしょりになり、慌ててトイレに逃げ込むことも。まだ生理があるため、更年期は自分には関係ないと思っていたあつこさんでしたが、調べていくうちに「ホットフラッシュ」の症状に当てはまることに気づきます。
▶▶「仕事中だけでも汗を止めたい」49歳女性がホットフラッシュを改善するまで
では、薬剤師の友人に相談したあつこさんが、ホットフラッシュと更年期の関係を知り、漢方薬を試してから不調が少しずつ軽くなっていくまでをお伝えします。



