
更年期世代? セカンドステージ? ミドルエイジ? 呼び方はさまざまですが、家事に仕事にプライベートに、忙しく働く女性にこそ必要なエイジレスビューティアドバイスを、私、植松晃士がお送りします。
今回のテーマは「夏の崩れ」。涼やかな顔をキープしている人には、ちゃんと理由があるんです。崩れたときの直し方、朝・昼・夜で変えるメイクの温度感まで、大人の夏顔の作り方をお伝えします。
【植松晃士のエイジレス・ビューティ#14】後編
▶夏の日中の汗。大人はどう対応する?
油とり紙より、ティッシュオフ

汗をかいた後は、必ず皮脂もセットでやってきます。だから油とり紙でギュッと取りすぎると、その2時間後にどっと皮脂が出てくる、なんてことになりがち。大人は油とり紙よりティッシュオフ、これが僕のおすすめです。
とはいえ皮脂が出ること自体は悪いことじゃない。むしろ皮脂が出るのは若さの証拠。胸を張っていいくらいです。大人世代は揚げ物や油ものを食べる量そのものが減ってくるから、出る皮脂の量も自然と減ってくる。天ぷらだって、衣がたっぷりついたものより、薄~い衣のものサクッとした軽やかなものが好みになりますしね。
メイクは「時間帯」で組み立てる
もうひとつ、暑苦しく見えない夏の大人メイクの鍵は、朝・昼・夜で顔を切り替えることだと思っています。
朝は柑橘の香りが漂うような、爽やかさ最優先。ベースは粉っぽくなりすぎないように、薄く見えてしっかり仕込むメイク。色ものは控えめに。昼も基本は同じ路線で、色ものは少しソフトに、パールをひとさじ足すくらい。
夜になって初めて、ラインもマスカラも色ものも、朝・昼よりぐっと盛る。アイラインだって上下ぐるっと囲むくらいの勢いでいいかも。
だって、朝からフルメイクで自転車をこいでいたら、それはそれで不自然でしょう。顔だけ夜の仕上がりで、洋服はカジュアルなまま自転車に乗っていたら、「この人、お店に着いたら着替えるのかしら」って思われかねない。メイクは、その日の洋服と時間帯に合わせるものなんです。
▶ファッションが軽やかだからこそ、自分らしさをだす秘訣
個性は「香り」で仕上げる
ファッションが軽やか(薄着でシンプル)になる夏だからこそ、香りで個性を主張するのが大事だと思っています。香りって、見えないハンドバッグみたいなもの。ファッションの仕上げがバッグや靴だとしたら、ビューティではそこに香りが加わるイメージです。
今のトレンドはムスク。フローラルやスパイシーをアクセントにしつつ、ベースにムスクがそっと効いているような香りです。
つける場所にもコツがあって、僕は肩など皮脂分泌が多くない場所につけています。体のセンターは皮脂や汗と混ざりやすいので避けたほうがいい。女性なら、ワイドパンツの日はふくらはぎの裏あたりとか。香りがふわっと立ち上がってきて素敵だと思います。香りは肌につけてこそ、自分だけのものになるもの。お洋服につけると、誰かと同じ香りになって個性が出なくなってしまうので気をつけて。
手を抜いてはいけない「日焼け止め」
そして最後に、これだけは絶対に手を抜かないでほしいのが日焼け止め。顔はもちろん、肌見せする腕まで全部。1にも2にも、3、4がなくて5も日焼け止め、というくらい。そうなると夜のクレンジングは必須になりますが、僕は面倒くさがりなので、お風呂でメイクごと落とせる泡洗顔で済ませています。
また、外出先のお直しのタイミングでは、日焼け止めスプレーを肌だけではなく、髪にも髪を分けた頭皮にもシュッとひと吹き。もちろん、他のタイプでもいいので日焼け止めは塗り直しを。これだけは、絶対に手を抜かないでくださいね。
>>この記事の前編:真夏の40代・50代、キレイの大敵は「崩れ」。「涼やかな人」でいるために、できること
取材・文/中尾 慧里
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