「あぶねー!!」帰省したら「命の危機」に⁉ 日本暮らしに慣れた中国人・台湾人YouTuberが、自国で感じた「逆カルチャーショック」とは | NewsCafe

「あぶねー!!」帰省したら「命の危機」に⁉ 日本暮らしに慣れた中国人・台湾人YouTuberが、自国で感じた「逆カルチャーショック」とは

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「あぶねー!!」帰省したら「命の危機」に⁉ 日本暮らしに慣れた中国人・台湾人YouTuberが、自国で感じた「逆カルチャーショック」とは
「あぶねー!!」帰省したら「命の危機」に⁉ 日本暮らしに慣れた中国人・台湾人YouTuberが、自国で感じた「逆カルチャーショック」とは 全 1 枚 拡大写真

海外生活が長くなると、自分の国の当たり前が当たり前ではなくなることがあります。実際に、長く日本で暮らしているYouTuber、中国人の「むいむい」さんや、台湾人の「ねんねん」さんも、自国へ帰省した際、「こんなに違ったっけ?」と驚くことが多かったのだそう。

待ち合わせ時間の感覚や食事のあいさつ、交通マナーなど…。日本に慣れたからこそ見えてきた母国との違いとは。本記事ではむいむいさんの著書から、故郷への帰省で感じた“逆カルチャーショック”を紹介します。

※本記事は書籍『とある中国人のむいむいの「私たちはどうしても日本にムキになる」: 知っていればイラつかない中国人の39のホンネ』より一部抜粋・編集したものです。
※撮影/岡 利恵子
※イラスト/冨田マリー

YouTube番組『とある中国人のむいむい』とは?
チャンネル登録者数17万人。生粋の中国人でありながら翻訳、通訳をこなすほど日本語が流暢なむいむいが、日中の文化の違いや言語ネタをユーモアたっぷりに発信。日本語を敬愛し、同じ漢字文化圏出身だからこそ導き出せる独自の視点や、機知に富んだ考察を通して、改めて日本語や日本そのものの魅力に気づかせてくれるYouTube番組です。

〈出演者〉
むいむい:浙江省臨海市出身。名字が梅で、愛称「梅梅(むいむい)」。2020年4月にYouTubeチャンネル「とある中国人のむいむい」をスタート。MBTI診断は、INFP型。来日9年目。

〈仲間〉
   ねんねん:台湾の大学の日本語学科出身の台湾人。愛称「年年(ねんねん)」。声優を目指していたが、ユーチューバーに転身。2019年12月より「台湾人の年年」をスタート。食動画多め。

命の危険も!? 中国人が帰省して感じた逆カルチャーショック

今や日本の文化や日本人の心を理解して、自分でも「馴染んできたな〜」なんて思っている私。でもそのせいで中国に帰ると、ショックとまではいかないまでも、違和感を感じることがあります。

私の中国の実家では、“まおまお”という黒のトイプードルを飼っているんですが、実はリードをつけているところを一度も見たことがありません。中国では、犬にリードをつけないで散歩に連れていくことも珍しくないんです。

日本では大型、小型問わず犬には必ずリードをつけるから、それに慣れた私は、ノーリードのまおまおを見て「え、大丈夫!?」って心配になります。でもまおまおは賢い子だから、住宅街の細道を歩くときも、人間がちゃんとついてきているかを適宜振り返って確認してくれます。

とはいえ、そのままの状態で車がバンバン走っている大通りの交差点に行くもんだから、「待って待って、そのまま行くの!?」と焦り倒す私。でも、母は「大丈夫! 大丈夫! まおまおは賢いから〜」なんて超のんきなんです(笑)。

なんと信号の前で、母が「抱抱(バオバオ/抱っこ)!」と言うと、賢いまおまおはピタリと止まります。さすがに車道を渡るときは抱っこするんですが、慣れるまではしばらく怖かった! 今はもう、私も「抱抱!」と言って抱っこして信号を渡れるようになりました。

日本に慣れた中国人が中国に帰省して驚く“あるあるネタ”といえば、待ち合わせ時間の大雑把さ!

日本は時間にきっちりしているから、何分単位まで指定するのが当たり前。でもこの感覚に慣れたら最後、中国の大雑把さにはついていけなくなります。

以前、中国に帰省して個人タクシーに迎えをお願いしたとき、「12時から13時の間に行きます」って言われて、「1時間も幅があるけど!?」って焦りました(笑)。

私の地元なんてバスの時刻表すらなくて、みんな地元民の経験則で「大体何分置きに来るだろう」って感覚で乗ってました。最近でこそ、到着時間を知らせる電光掲示板付きのバス停も増えていますが、とにかく中国と日本では、時間の刻み方が違いすぎるんです。

例えば、友人と2時に待ち合わせしたとしたら、大体2時10分ぐらいからゾロゾロ集まってくるのが普通。しかも、10分の遅れくらいなら間に合っているとみなされます。2時半までに着けばギリセーフって感じ。逆に2時5分とかに行っちゃうと、「え、早くない?」って驚かれちゃうんです。

ねんねんちゃんが台湾に帰って戸惑ったのは、「いただきます」「ごちそうさま」を言わないこと。

「台湾にはそもそも、『いただきます』『ごちそうさま』を言う文化がないし、これに相当する言葉自体はあるけど、かしこまった言い方になっちゃう。日本のドラマやアニメで日本人がごはんのときに言っているのはなんとなく知っていたけど、いざ日本に来てみたら最初は恥ずかしくて言いづらかった。でも日本に慣れて、今度は台湾に帰ったら、飲食店で帰り際にもぞもぞしちゃって(笑)。言いたいけど、しっくりくる言葉もないし、結局何も言えなかった!」

これは中国も全く同じ。実家でお母さんに「いただきます」とか、作ってもらったごはんが「おいしい」なんて言ったら、「あんた、いきなり何!?」って不気味に思われちゃうと思います。

あとは、これもねんねんちゃん。

「台湾に帰って、車が止まってくれなかったことに驚いた。そもそも台湾では車が優先で、歩行者は後まわし。最初、日本に来た時に台湾にいる感覚で車に道を譲ったら、逆に車がこっちを待ってくれて驚いた! その感覚で今度は台湾に帰って、止まってくれるだろうって思って渡ったら、思いっきり轢かれそうになって、あぶねー!!って命の危険を感じたよ(笑)」

日本はどんなに歩行者が譲っても、車は絶対に止まってくれるから、逆に「早く渡らなきゃ!」って、こっちが焦っちゃう。日本の安全レベルはやっぱりピカイチです!

むいむい(梅梅)

むいむい(梅梅)

ルールの多い日本に慣れると、中国の自由すぎる慣習にびっくりする。

ここまでの記事では、日本に慣れた著者が母国へ帰省して初めて気づいた、日本と中国の文化や習慣の違いについてご紹介しました。つづく関連記事では、日本への移住を選ぶ「潤日族」の実情を通して、中国社会の変化や、お互いを理解するためのヒントをご紹介します。
つづき>>中国脱出で日本へ移住する「潤日族」って何者?タワマン爆買いや白タク問題…中国人筆者が語る、日本移住のリアルな事情

■著者:とある中国人のむいむい (とあるちゅうごくじんのむいむい )
むいむい(梅梅)。 中国浙江省臨海市出身。職業:中国人。 ユーチューバー、翻訳、通訳、バイリンガルMC、動画クリエイターなど。 幼少の頃から、日本のアニメやドラマ、漫画などのコンテンツに触れて育つ。次第に日本語そのものに興味を持ち始め、高校から独学で日本語の勉強を始める。 中国国内の大学の芸術学部グラフィック学科に入学。学生時代に日本語能力試験N2、N1を取得。 卒業後、北京でAmazon kindle部門や広告会社、日本国際交流基金など、さまざまな職を経験しながら日本語の勉強を続ける。 2018年に来日。東京アナウンス学院に入学。 2020年4月YouTubeチャンネル「とある中国人のむいむい」を開設。 2026年3月現在、番組登録者数16.2万人。SNS総フォロワー数は18万人を超える。 MBTI診断はINFP型。漢字検定準2級、日本語能力試験N1、実用日本語検定SA認定の資格を持つ。


《OTONA SALONE》

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