
スマートウォッチといえばApple Watchのイメージが強かった数年前、ミニ同窓会で女友達全員がApple Watchだったことがありました。クォーツ式のアナログ時計をつけていた筆者はちょっとさみしい思いをしたことを覚えています。
そんな中、去年くらいから「病院の主治医が白衣の下にGarmin」「IT企業の役員がスーツにPixelウォッチ」など、女性の間でもウォッチ選択のバリエが増えた印象があります。ランナーだからGarmin、ビジネスにGoogle、iPhoneとの連携重視でApple Watchなど、目的に応じてスマートウォッチを選ぶ時代に突入したのでしょう。
「じゃあ私は何を買おう」。そんなことを考えていた今年の夏、編集部から耳寄りな話が飛び込んできました。尖った技術の理系集団というイメージを持っていた「シャープ」から、おしゃれで、ダイエットの後押しもしてくれるスマートウォッチが発売されたと。
血糖値が高い49歳の筆者は興味津々で、シャープ初のスマートウォッチ「からだメイト Watch」をしばらく使ってみることにしました。これ、ただ付けているだけで「摂取カロリー」を自動で推定してくれるという、ちょっと近未来的な時計なんです。しかも見た目は「なんにでも合う、ミニマルシックなエレガント系」。
今「時計はApple Watch?」と聞かれたら、「ううん、シャープ」と答えたい。かわいいのに、ちょっとだけギークっぽくてテンションが上がります。
「ヨガウェアに似合う!」機能性だけ期待をしていたらデザインの上品さに嬉しい驚き

からだメイト Watch MH-W01 【iOS / Android 対応】 59,400円~
私事ですが、更年期に差し掛かってから年々血糖値が高くなり、お腹も出てきて困っています。体にいいと聞けばあらゆる方法を試し試行錯誤しているタイミングで、編集部で「食べたもの」つまり摂取したカロリーを自動的に測定してくれる「からだメイト Watch」(直販価格5万9,400円)の噂を聞きつけました。なんでも、体内における水分の移動や糖の変化から、摂取カロリーを自動で記録して教えてくれるんだとか。
じつは筆者は過去に、腕に細い針状のセンサーを装着し、24時間の血糖変動を確認できるCGMセンサーとアプリを利用して、ダイエットと血糖値改善に成功した経験があります。しかし、夏になってノースリーブを着るようになり、腕につけていた血糖測定用のセンサーをいったん外したところ、見事に太りました。
そんな経緯もあり、「今年の夏もCGMを外す。仮にデザインが多少ゴツくても、時計で摂取カロリーを測れて、体内の水分バランスもモニタリングできる時計なら買うかもしれない」と思ってプレスリリースを見たところ、嬉しい驚きが。
「このデザイン、ものすごく好み」。
同商品は「2026年iFデザインアワード」も受賞したそうですが、上品かつシンプルで、スマートウォッチとしては「一歩先のミニマルシック」を思わせるデザインです。
筆者はヨガが趣味で、中学受験に挑む子供の伴走中。スポーツウェアにも受験塾面接のパンツスーツにも合うスマートウォッチを理想としていました。さらにズボラなので、充電以外はつけっぱなしにしたいし丁寧にお手入れするのが苦手。ハンドウォッシュで濡れてもOKの同商品は、まさにぴったりです。
レビュー用に借用した商品を実際に腕に付けてみると、上品な細いゴールドのベゼルと丸いフォルムの組み合わせも洗練されていて、いかにも「スマートウォッチ」「ヘルスケア機器を身につけています」という雰囲気がありません。スマートウォッチにはスクエア型も多いなか、からだメイトはクラシカルな丸型。昔から人気のある高級時計には丸型が多い傾向がありますが、女性の手にも男性の手にもなじみやすいデザインです。
個人の好みですが、「このデザインなら返却後にも、スマートウォッチとしての基本的機能が揃っていれば買ってもいいかも」と思うほど、見た目が好きです。
CGMで減った2キロをキープ。「勝手にカロリー管理」はズボラな性格に合っていた!

実際に、1ヵ月使ってみた感想としては、「手軽で便利」「見た目を褒められるので、機能を説明したくなる」ということです。
使い始めた時期が夏で、二の腕のCGMセンサーを外したので、「せっかく血糖値モニタリングで2キロ痩せたのにまた太るな」と思っていたら、血糖値の変わりに「ざっくりしたカロリー」が時計で分かるので食事管理も簡単。
リアルタイムではないものの、気になった時にチラチラとカロリーをチェックできると、暴飲暴食は怖くてできなくなります。結果CGMを使っていた時期に減った2キロを、そのままキープして秋に突入。おしゃれなだけでなく、再びCGMを装着するまでの「つなぎ」としても十分な働きをしてくれました。使い勝手には、概ね満足しています。
多分、筆者の性格に合っているのでしょう。CGMはもちろんですが、からだメイトも「付けているだけで体内の状態が可視化される」ので、ついつい子供の偏差値推移を見るような感覚で頻繁にカロリーをチェックをしてしまいます。
カロリーがマイナスだと謎の達成感がクセになり、ケーキを食べたあとには「いつ上がるんだろう」と戦々恐々です。冷たいコーラを飲んで、悪あがきでエレベーターを使わず8階まで階段を登ったこともあります。カロリーに変化はありませんでしたが、歩数計もついているのでモチベーションがアップしました。
ちなみに、すぐにカロリーに大きな変化がなかった理由は、食べたものが体内に吸収されるまでには時間がかかるからとのこと。シャープによると、摂取カロリー量としてカウントされるまでに、だいたい5時間から9時間かかるようで、場合によっては10時間以上かかることも。
そこが、皮下にセンサーの針を装着し、24時間の血糖変動を見るCGMとの違いです。食後すぐ血糖変動を細かく確認するならCGM、食生活や活動量など「日々の健康管理をざっくり可視化」したいならスマートウォッチ、と目的に応じて使い分けてもいいかもしれません。
筆者の高血糖には遺伝的な要因もあるため、血糖変動を把握する目的でCGMも利用し続けますが、「健康的な食生活を意識したい」という目的で使うウェアラブルガジェットとして、「便利なものだなぁ」と思えました。秋になった今はOGMとからだメイトを併用して、AIに比較してもらって「概ね似た結果がでていますね」と判定してもらっています。
本記事では、シャープ「からだメイト Watch」のデザインとメイン機能の使用レビューをお届けしました。つづく記事では、カロリーが分かるしくみやその他の機能、これから使う方へのアドバイスをお届けします。
>>【つづき】丸型フェイスがクール! 摂取カロリーも推測できるシャープ「からだメイト Watch」レビュー
*この連載は商品を発売元から提供していただいて作成しています。



