これまで数々の受賞作を世に送り出してきたプランBが、本作で目を向けたのは、ひとりの少年と家族をめぐる、極めてパーソナルな物語。
本作の背景には、同社が新たに取り組む映画製作プロジェクトがあり、本作はその第1弾として製作された。
きっかけとなったのは、プランBがフェルナンド・エインビッケ監督にメキシコ系アメリカ人を主人公とした脚本の執筆を依頼したこと。その企画自体は実現には至らなかったものの、フェルナンド・エインビッケ監督はそこから着想を広げ、かねてから温めていた「少年とレコード」のアイディアを、脚本家バネッサ・ガルニカとともに1本の物語へと発展させた。完成した脚本をプランBのジェレミー・クライナーに送ったところ、彼らは脚本を気に入り、製作を申し出たという。
ジェレミー・クライナーは本作について、「とてもユニークで、非常に真摯な作品」であり、国や言語を越えて誰もが理解できる作品だと語る。また、フェルナンド・エインビッケ監督にとってプランBとの映画製作は、それまで自身がプロデューサーとして携わってきた作品とは異なる経験となった。監督自身も、プランBとの仕事を通して「常に自分の境界を押し広げられた」とふり返っている。
大きな予算やスターキャストを前提とせず、ひとつの脚本と作家の視点から映画を立ち上げる。世界的な作品を手掛けてきたプランBが、これまでとは異なるアプローチで送り出す本作は、同社が新たに見つめる映画づくりの姿勢を映し出す1作でもある。
この度解禁される場面写真では、オルモと親友ミゲルが並んで過ごすひとときや、父とステレオを囲む場面、幼なじみのニーナが赤い車を洗う姿、母と姉と並ぶ家族のひとコマなど、オルモを取り巻く様々な瞬間を捉えている。
さらに、レコードが飾られた部屋で仲間たちと踊るパーティの場面からは、1979年の夏を彩る音楽と青春の空気も感じられる。家族、友情、恋、そして音楽。14歳の少年が過ごすひと夏の時間が、鮮やかな色彩とともに映し出された場面写真となっている。
『オルモと夏のステレオ』は11月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。


