ノートルダム清心女子大学、男女共学化…2028年度から
子育て・教育
リセマム/教育・受験/未就学児
同大学は1949年、中四国初の4年制女子大学のひとつとして開学し、これまでに3万名を超える卒業生を輩出してきた。前身である「私立岡山女学校」の創設からは今年で140年という節目を迎えている。長年にわたり、ナミュール・ノートルダム修道女会創立者聖ジュリー・ビリアートの教育理念に基づく「全人教育」の考えを大切にしてきた。
近年、少子化の進行や若者の価値観の多様化、AI・デジタル技術の急速な発展など、大学を取り巻く環境は大きく変化している。こうした時代の変化の中、伝統を未来へつなぐための挑戦として、ノートルダム清心女子大学は今回の決定を下した。
教育改革プロジェクトの第一歩として、2028年度に男女共学化を実施する。共学化後も、キリスト教的価値観を基盤とした「全人教育」の理念は変わらず受け継がれる。
さらに2029年度以降には改組を行い、人文系・実学系に加え、社会科学や文理融合分野の強化を図る方針だ。リベラル・アーツ教育を基盤とする全学共通教育の充実にも取り組み、変化の激しい社会に対応できる力を学生が身に付けられる環境整備を進めるとしている。同大学はこれまでも2022年度のトランスジェンダー学生受け入れ決定や、2024年度の国際文化学部・情報デザイン学部設置など、時代に即した改革を段階的に行ってきており、今回のプロジェクトもその延長線上に位置付けられる。
ノートルダム清心女子大学学長の津田葵氏は、学長メッセージにおいて、今後の展望について次のように述べている。
「本学は、世界に開かれたひとりひとりへの教育を大切にする建学の精神を未来へと受け継ぎながら、新しい時代の中での教育を創造してまいります。これからも地域の皆さま、卒業生の皆さま、そして本学を支えてくださるすべての方々とともに歩みを重ねながら、新たな歴史を紡いでまいりたいと存じます」。
なお、姉妹校であるノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校は2025年10月8日に、中学校・高等学校のそれぞれで2027年度の入学生からの共学化を開始すると発表。学年ごとに段階的に共学化を進め、校名は「清心中学校」「清心高等学校」と改めるとしている。
《鶴田雅美》
この記事の写真
/


