解禁となったのは、ジャン・ハオ(ムー・セン)が、音楽や仲間への思いをトランペットに込めた演奏シーンのメイキングカット。
そして、マーチングバンド部の天才肌の問題児リウ・ジーチュワン(リウ・ユーレン)と切磋琢磨する練習シーン、部長タイチェン(ユー・ジェエン)とジーチュワンがドラムで互いの腕を競うシーンなど、マーチングバンド部の活動へのそれぞれの思いと彼らの青春を感じる場面写真の数々だ。
台湾映画界に新しい才能を育てたい今回、キャスティングに関しては200名を超える新人俳優が参加したオーディションを経て11名を選抜し、数か月間の演技訓練とマーチングバンド体験プログラムを実施。その中からムー・セン、リウ・ユーレン、ユー・ジェエンの3名が主要キャストとして選ばれた。
ジャン・ルイジー監督は「キャスティングに関しては当初、すでに知名度の高い俳優を起用する案も検討していました。しかし主演俳優たちは長期間にわたり厳しいマーチングバンド訓練を受けなければならず、それならば多忙な人気俳優ではなく、台湾映画界に新しい才能を育てたいという思いから、大規模なオーディションを実施することを決断しました」とその舞台裏を明かしている。特に、これまで舞台での演技活動が中心だったムー・センは「これほど長期間ひとつの役と向き合い続けたことがなかった」と語るほど、撮影前に数か月間演技レッスンや演奏練習に心血を注いだ。「僕はこれまで舞台での演技を中心に学んできたので、‟映画における演技“を知ることが最初の難関でした。監督からは『ジャン・ハオの、どの部分を見せるかを意識して』とアドバイスをもらった」という。
その努力が実を結び、映画初主演作にして、台湾のアカデミー賞と呼ばれる台湾金馬奨で新人俳優賞にノミネートされるなど、台湾映画界が認める若手俳優に。その姿にはジャン・ルイジー監督も「俳優とキャラクターが共に成長したからこそ生まれた、思いがけない魅力がある」と絶賛を贈っている。
廃部の危機にあるマーチングバンド部の存続を求め、ばらばらだった仲間と心を一つに合わせる男子高校生たちの青春と成長を、実話を基に描く本作。次世代を担う俳優たちが瑞々しく体現する、若き才能たちの青春の輝きも注目のポイントとなっている。
『進行曲 マーチングボーイズ』は10月23日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。



