ブラザー、刈谷工場でISO14068に準拠したカーボンニュートラルを実現
刈谷工場はブラザー工業の日本国内最大の生産拠点であり、工作機械やガーメントプリンターを中心に開発・製造などの業務を担う。同工場では、自社敷地に太陽光発電設備を設置している他、工場で使用する電力の削減など、カーボンニュートラルに向けた取り組みを幅広く行っている。今後は、敷地内における太陽光発電設備の増設や、長野県内からオフサイトPPA*3を通じた再生可能エネルギー調達が行われる予定だ。
同工場のカーボンニュートラルは、事業活動に伴うスコープ1・2*4の削減に取り組んだことにより実現された。今後もこの取り組みを継続することで、持続的発展が可能な社会の構築に向けて貢献していくという。
ブラザーは、2030年度に向けたブラザーグループビジョン「At your side 2030 (https://global.brother/ja/corporate/vision )」において、「あり続けたい姿」として、「世界中の "あなた" の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」ことを掲げている。さらに、環境目標「ブラザーグループ 環境ビジョン2050 (https://global.brother/ja/sustainability/eco/vision )」では、2050年度にあらゆる事業活動におけるカーボンニュートラルの実現と、バリューチェーン全体のCO2排出最小化を目指しており、今後も目標に向けてさまざまな取り組みが行われる予定だ。
■カーボンニュートラル報告書
https://global.brother/pub/jp/eco/pdf/2024/kariyaCNreport.pdf
■カーボンニュートラル報告書(エグゼクティブサマリー)
https://global.brother/pub/jp/eco/pdf/2024/kariyaCNsummary.pdf
■検証意見書
https://global.brother/pub/jp/eco/pdf/2024/verification-opinion.pdf
*1 組織や製品において、定量化、削減、オフセットを通じてカーボンニュートラルを達成・実証するための原則、要求事項、ガイダンスを提供した国際規格(2023年11月30日発行)
*2 PAS (Publicly Available Specification)2060:2014規格に準拠したカーボンニュートラル実現については、2021年より英国の生産拠点、2022年よりスロバキアの生産拠点で実績がある
*3 発電事業者が遠隔地の発電所から一般の送配電網を介して、企業などに電力を供給する契約形態
*4 温室効果ガス排出の三つの範囲
スコープ1・・・事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
スコープ2・・・他者から提供された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3・・・スコープ1、スコープ2以外の間接排出
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