RPAを活用し定型業務のDX化、超効率化を実現

~給与計算業務の作業時間を80%以上の時間削減~- 今後はAIエージェントのサービスを本格展開 -

株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:所 年雄、以下 当社)は、業界大手事業者様向けに手作業でおこなっていた給与計算業務を、テクノロジーの活用により対応時間の短縮をおこない、業務効率化を実現いたしました。

【背景】
本件のお客様は、正社員の給与関連業務はシステマティックな運用が実現されているものの、一部の社員の給与支払い業務は表計算ソフトで管理し、人手による作業で給与計算がおこなわれておりました。また月末・月初は他の業務も集中する期間であるのにもかかわらず、給与計算作業に人手がとられ、リソース不足も課題となっていました。
そこで、給与計算における定型業務にRPAを活用することで、月末・月初の繁忙タイミングでも他の作業にリソースを割くことを可能にし、システム構築によりヒューマンエラーの軽減も実現しました。
RPAなど業務効率化ツールの導入は、日々進化するテクノロジーをフル活用するための入り口ともなります。最近ではAIエージェントが注目されており、人の介入なしに複数のタスクをこなし、タスクを完了させるための最善の方法を決断します。ビジネスの変革は、最新のテクノロジーをどのように活用するのかが重要となってきます。


【当社の取り組み】
お客様の既存OA環境/インフラ環境に合わせたツールの選定と開発、将来を見据えた内製化のサポートをおこないました。

■取り組みステップ
ステップ1:OA /インフラ環境のサーベイフェーズ
当社は、自動化を実現するツール選定を目的に、実際の給与計算をされているOA環境/インフラ環境のサーベイを実施しました。その結果、すでにお客様はRPA製品が利用できる状態であり、お客様の実情に合わせた自動化システムの構築をご提案いたしました。

ステップ2:要件定義フェーズ
お客様にヒアリングを実施し、本業務に関わる400以上の操作手順を全て洗い出し、自動化するために必要な機能(ロボット数)を算出。開発難易度や業務削減効果などから鑑み、システム開発の優先順位を決定いたしました。併せて、お客様の内製化を促すために開発難易度が簡易な機能はお客様で構築する役割分担を定義しました。

ステップ3-1:実装フェーズ
優先順位に基づき、アプリケーション実装を遂行し段階リリースを行いシステム全体の完成を待たずとも、お客様の業務負担を軽減することを可能にしました。

ステップ3-2:内製化の促進
要件定義より難易度や優先度が低いものは、お客様で作業をしていただき、当社はそのサポートを行うことで内製化の支援をしております。


■効果
今回の業務の自動化により、本業務に費やしていた時間のうち80%以上の時間削減を見込んでいます。ご担当者様は月末月初に必要な本業務以外にも、作業時間を確保することが可能となり、月末・月初の業務処理全体の期間短縮が実現できました。また、今回は既存で利用可能なツールを活用したため、新たなツール購入のコストが発生せずコストの最適化が図れたこと、ツール利用料を開発コストへ投じることで、より多くの業務の自動化を可能にしました。

当社は今後も、これまでに培ったノウハウと知識により、生成AI の活用を進めるとともに、AIエージェントを利用した業務の改善ではなく、業務そのものをなくす革新的なテクノロジーをお客様企業に提供してまいります。


【株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジーについて】
当社は「トランスコスモス株式会社」のデジタルテクノロジーに関する戦略子会社として、ソリューション活用、ソフトウェア開発、運用ならびにコンサルテーションを行っております。高い技術力と幅広いソリューションでお客様にあったご提案、またそのあとの追跡や検証までをトータルでサポートできるのが特長です。高度な技術とこれまで培ってきた知見を活かし、お客様のデジタルトランスフォーメーションパートナーを目指します。
https://www.trans-cosmos-digtec.co.jp/


■会社概要
名称  :株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー
代表者 :代表取締役社長 所 年雄
本社  :〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-8-4 横浜西口KNビル 8F
事業内容:1. 情報システムの開発・運用・販売並びにコンサルテーション
     2. ハードウェアとソフトウェアの一体化した複合システム設計及び構築業務
     3. ソフトウェアの開発・運用・販売
設立  :2007年1月
資本金 :1億円(トランスコスモス株式会社100%出資)

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