小沢氏が作った?「政倫審」招致は岡田氏に一任
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小沢氏の政治倫理審査会への招致は菅首相・岡田氏らが求める一方で、小沢氏本人は自発的な出席を拒否。小沢氏に近い議員からは岡田氏らへの反発が強まっており、民主党内の分裂が懸念されている。
東京第5検察審査会の起訴議決を受け、小沢氏は年明けにも強制起訴される見通し。民主党の危機を前に、コメントポストではどのような声が上がっているだろうか。本日付の記事「"小沢系"岡田氏らへ不信感」に寄せられたユーザーコメントを紹介する。
【ユーザーの声】
◆私はいまだに小沢氏に期待する数少ない国民です。しかし小沢応援団の行動は支持しません。早く裁判で無罪を勝ち取り復権することが第一優先のはず。そのためには裁判の前に国会で釈明しなければなりません。どうせ「裁判を控えているため答えられない」と言う返答しか出来ない。裁判後に国会に呼び出されると、イメージダウンは免れないと思います。本当に小沢氏のことを応援するなら、きちんとアドバイスするべきです。[男性・40代・自営業]
◆事はもはや真実を明らかにするとか、説明責任を果たすとかいう本質と掛け離れた次元になっている。仙谷、岡田が引きずり出すか?小沢が凌ぎきるか?という単なる民主党内の勢力争いになってしまっている。全く醜い限りだ。そしてそれを公平、中立な立場で仲介しようという者が誰も現れない。皆が当事者か日和見だ。呆れ返るばかりだ。
[男性・30代・会社員]
◆小沢系の議員たちが求めているのは、小沢を疎外するのはやめて、また党の執行部に復帰させろということでしょう。しかし、復帰させれば、やはり、選挙を取り仕切る役職につくことが多分に考えられます。ということは、幹事長でしょうか?
でも、一有権者から見れば、また不透明なお金が配られ、うそばかりの都合のいいバラマキ・マニフェストが作られるのかと思うとうんざりですね。私は別に民主党を支持していないので民主党のことなどどうでもいいのですが、「脱小沢」を完成させることが民主党が生まれ変わるきっかけになると思いますね。それに復帰しても、これまでのように選挙に勝てるかはわかりませんよ。
[男性・30代・会社員]
◆秘書が何人も逮捕されている現実で、政治家として国政に関わる責任、つまり、道義的責任、政治的責任は、司法の判断より重いのではないか?
根拠は、政治家の為す行為は1億2000万人の国民の生命、財産、将来を背負っており、一般国民のそれと同格に見なすべきではないのではないか。
したがって、小沢さんは、一方の刑事裁判と関係無しに、己の身の潔白を証人喚問の場で、証拠と良心にもとずいて弁明すればよい。でないと、民主党はもたない。
[男性・30代・会社員]
政治倫理審査会は、1983年に田中角栄元首相がロッキード事件で有罪判決を受けたことがきっかけで設置されたもの。その当時小沢氏は衆議院側の協議会で座長を務め、「俺が政倫審を作った」と語ったともいわれているが、そこへ小沢氏が出席することになるか、注目される。
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