自分を主語にして問いかける…人間関係の改善法
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人が持つ気質の違いを理解することにより、あらゆる人間関係を改善することが可能です。
気質の違いを理解する=「△型は、わがまま」、「○座は、ロマンチストよね~」などといった他人を「あの人はこういう人だ」とか自分自身を「私はこういうタイプ」と決めつけることではもちろんありません。
気質の違いを理解するための基本的なポイントをご紹介しましょう。
相手の行動や言動に興味を持つ。
たとえば「夫はいつも○○だ」と思いこんで相手と接したり「友人はなぜ、今、私にこういう態度を取っているのだろうか」など、相手の行動に反応的になるのではなく、一呼吸おいて、観察してみるのです。いつもと違う相手の気質の部分が見えてくることがあります。
相手の行動や言動によって自分に起きた反応を見る。
同じことを誰かにされても、「うれしい」と感じる人もいれば何も感じない人もいるかも知れません。自分は「何に」反応するのかを自己観察してみるといいでしょう。どんなことがうれしくて、どんなときにつらいと感じるのかなど、自分の反応を観察することも他者との気質の違いを理解するのに、とても大事です。
上記を踏まえた上で、相手に問いかけてみる。
人間はそれぞれ生きてきた背景も違えば、気質も多様です。今までの自分の価値観では理解しえないこともあります。そういうときは、相手に聴いてみる、相手と関わってみることが大事です。ここでは、自分はこう感じた、こう思ったと、主語を自分にして問いかけてみることがカギ。つい反応的になると、「いつもあなたは○○だ」など、決めつけがちになるので注意が必要です。
主語を自分にし、今、この瞬間に起きていることに問いかけるだけで、相手も全否定されている気持ちにはなりませんし、お互いの主張を理解し合おうという前提に立てるようになります。
誰かとの関係に、ぎくしゃくしたり、イライラしたり、ネガティブな反応を示してしまった際は、ぜひ「相手の気質を理解しよう」という気持ちを思い出し、上記のポイントを試してみてはいかがでしょう。
[ライター 齋藤めぐみ/コンサルタント・キャリアカウンセラーとして企業、個人のクライアントへのコンサルティングを行う。ccE,Inc 認定 GCDF キャリアカウンセラー。詳細はオフィシャルサイトまで(http://www.megumi-saitou.jp/ )(PC専用)]
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