24人の人格を持つ異常犯罪者 今は… | NewsCafe

24人の人格を持つ異常犯罪者 今は…

社会 ニュース
1977年、アメリカのオハイオ州立大学にて3人の女性に対する強姦事件と強盗が相次ぎ、ビリー・ミリガンという男が逮捕された。
ダニエル・キースの著作、そして映画「The Crowded Room」の題材として扱われたこの犯罪者をご存知の方も多いだろう。34年経った今でも幅広く知れ渡っている理由としては、やはり一度聞いたら忘れられない"稀に見る異常者"だったということ。改めて、ビリー・ミリガンという男について紹介したいと思う。

逮捕後、裁判にかけられたビリーは弁護士と打ち合わせを行う。しかしここで彼は驚きの発言を繰り返す。
「私はビリーではない。ビリーは今眠っている」

そう、彼は多重人格障害を患っていた。その数、23人…彼のなかに潜む人物の素顔とは──。

◆アーサー(22歳・男)
上流階級のイギリス人。危険の無い場所では彼が人格たちのリーダー。

◆レイゲン・ヴァダスコヴィニチ(23歳・男)
憎悪の管理者。銃と弾薬の権威で、空手の達人、怪力の持ち主でアドレナリンの分泌を操ることが可能。アーサーと対をなす人格で、刑務所を含め危険な場所では彼が人格たちのリーダー。

◆デイヴィッド(8歳・男)
苦痛の管理者で、他の人格が受けた苦痛を負う役で何もわからずただ泣く。

◆アダラナ(19歳・女)
レズビアン。孤独で内向的。詩を書く。強姦事件に関与していた。

◆フィリップ(20歳・男)
乱暴者。強いブルックリン訛り。犯罪を犯している(強姦事件の張本人)。

◆ティモシー(15歳・男)
花屋につとめるがそこでゲイの店長に関係を迫られ心を閉ざしてしまった。

上記の他にも性別・年齢が入り乱れた人格がビリーの中に潜んでおり、23人が次々と性質を表すため長期の精神治療が必須となった。
犯罪に手を染めやすい暴力的な人物、そしてビリーを自殺に追い込む人物を眠らすなどして、ある日24人目の「教師」ともいえる人物が誕生する。「教師」は全ての人物をまとめあげ、統率する力を持つ。ビリーはめでたく社会に復帰。優れた美術センスを生かしカリフォルニアで映画監督の仕事をして普通に生活を送っているという。

また、23人もの人格をもってしまった原因として挙げられているのが幼少期の思い出だ。
実の父親が自殺し、その後義父に縄で縛られ吊るされるなどの身体的虐待や挿入を含む性的虐待を受けていたビリー。その影響で人格が複数生まれ、自分の与り知らぬところで時間が進んでいることもわけが分からなくなっていったという。

よく犯罪者が口にする「自分の知らないところで知らない自分が行った」というセリフ。もちろん嘘も多いだろう。しかし、強い心的外傷から逃れようとした結果、いとも簡単に解離によって一人の人間に二つ以上の同一性または人格状態が入れ替わって現れるようになるという。架空の病気であるという誤解も多いこの障害…調べれば調べるほど、謎が深まる。

《NewsCafe》

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