今年はどうだ!? 凱旋門賞 | NewsCafe

今年はどうだ!? 凱旋門賞

スポーツ ニュース
現地時間9月11日、仏ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞へ向けた重要な2つのステップレースが行われた。日本からナカヤマフェスタ、ヒルノダムールの2頭がフォア賞。ナカヤマナイトがニエル賞にそれぞれ出走した。注目はフォア賞。本番でも好走が期待される4歳牝馬サラフィナが出走することが大きな話題となった。ナカヤマフェスタについては昨年の実績が示すとおり馬場適正などに問題はないが、およそ10カ月ぶりの実戦がどうか?ヒルノダムールは初の海外遠征に加え実力がどこまで通用するのか?非常に興味深い1戦であった。

レースは4頭立て。目下の注目は昨年の凱旋門賞3着の4歳牝馬サラフィナだった。ブックメーカー各社は本番の凱旋門賞でも前売り1番人気に推しているほどの実力馬でヒルノダムールにとってはレベルを確かめるには絶好の相手だった。好スタートを切ったナカヤマフェスタが先手を奪う展開。ヒルノダムールは後方からの競馬となった。この頭数だけにレース展開と言えるほどの攻防はなく道中の配列順に最後の直線に入った。

先に抜け出したナカヤマフェスタはやはり久々の実戦のためかいつもの粘り越しがない。逆にヒルノダムールは外からグングンと勢いを増し先頭に踊り出る。しかし、最後方から動きを見ていたルメール騎乗のサラフィナが強襲。最後はわずかの差で2着に敗れる結果となった。

負けはしたがヒルノダムールにとっては最高のステップレースだったと言っていい。欧州の馬場も苦にすることなくサラフィナに食らいついたことで同馬の実力が世界でも通用することがある程度計算できた。正直ヒルノダムールは天皇賞・春を勝ってはいるがG1勝ちはそれだけ。これまでトップクラスの2番手グループという印象が拭えなかった。凱旋門賞に挑戦したことのある父マンハッタンカフェも3歳暮れから4歳春にかけて急激に成長した馬。ヒルノダムールもその血を受け継いでいるのかもしれない。

ナカヤマフェスタは最下位4着に破れたが悲観する内容ではない。着差はわずかだし何しろ今回は昨年のジャパンカップ以来のレース。もともと気難しい馬で走るテンションに持っていくまでが大変な馬だがこの1戦でいい方向に向かっていくのではないだろうか。

3歳限定のニエル賞に出走したナカヤマナイトは6頭立ての6着。さすがにここではまだ実力不足だった印象がある。こちらは凱旋門賞ではなく前日に行われるドラール賞に回る公算が大きい。ナカヤマナイトには失礼な言い方かもしれないがこのクラスの馬が凱旋門賞を目指して遠征するまでになったことを純粋に評価すべきだと思う。日本馬のレベルは高い。それは世界でも認められつつある。足りないのは経験だけだ。こうして数頭で遠征する流れがこのまま続けば日本馬が凱旋門賞を勝つのは時間の問題だろう。

今回うれしかったのは日本馬の騎手が全て日本人だということ。昨今の「海外での大きなレースになると外国人に騎乗依頼」は間違った選択ではないが日本人からすると寂しい思いもあった。やはり世界最高峰のレースに挑む馬には日本人騎手が乗っていてほしい。ヒルノダムールの逆転はあるのか?ナカヤマフェスタの復活は…。今年の凱旋門賞も目が離せない。

《NewsCafeコラム》

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