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オルフェーヴル、世界制覇へ

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オルフェーヴルは有馬記念で古馬に勝てるのだろうか…。疑うわけではないがレース前の率直な感想はそれだった。なぜならあのディープインパクトでさえ3冠を制した後の有馬記念で2着に敗れていたからだ。しかも2011年の有馬記念は超がつくほどのハイレベルなメンバー。少なからず死角はあると見ていたが結果的に圧倒的な能力を見せ付けた1戦となった。

レースを先導したアーネストリーの1000m通過は63秒台。オルフェーヴルはこの超スローペースの後方2番手からの競馬。まさかの展開に場内がどよめいた。向こう正面でも内に閉じ込められていたが、わずかに開いた隙間から外に出す。外には出せたが位置取りとしては明らかに不利な展開。しかし3冠馬はここからが凄かった。

3コーナーから一気にハミをとり加速する。直線を迎えたときにはもう先頭に迫る勢いだった。ラスト200mで内からダービー馬エイシンフラッシュが迫るが最後の坂でオルフェーヴルはもうひと伸び。着差以上に能力の違いを感じさせる圧巻の走りで頂点に上り詰めた。

その強さは過去の3冠馬と比べても全く遜色はない。ダービーでは不良馬場を上がり3F34秒台の脚で差し切り、菊花賞ではスタミナと底力が要求されるタフな高速レースにも対応してみせた。優等生だったディープインパクトと比べヤンチャなイメージの残る同馬だが、それだけに更に進化する姿を期待してしまう。

プランのあったドバイ遠征は白紙となり阪神大賞典から天皇賞・春が現時点で最も有力なローテーションだ。その後は宝塚記念に使うのか、欧州でステップレースを挟むのか未定となっているが、個人的には欧州で2戦ほどしてから本番に挑んで欲しい。様々なレース状況に対応しているとはいえ、やはり外国の競馬は日本と全く異なる。理想を言うのであればエルコンドルパサーのように年間を通して欧州を主戦場にして欲しいが…。

ヴィクトワールピサがドバイワールドカップを制したが凱旋門賞を勝ってこそ世界一というイメージは日本のホースマン全てにあると思う。父ステイゴールド、母父メジロマックイーン。10月のロンシャン競馬場で日本産馬の快挙を楽しみに待ちたい。

《NewsCafeコラム》

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