判決に世論は「死刑は当然。犯行内容が鬼畜すぎる」
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1999年に起きた光市母子殺害で殺人や強姦致死などの罪に問われていた元少年に対し、司法は極刑という結論を下した。犯行当時の被告の年齢を踏まえ、無期懲役と死刑で揺れ続けた13年間。遺族の本村洋さん(35)は被害者の権利を問い続けてきた。2月20日、死刑が確定した後、閉廷しても本村さんはしばらく立ち上がらずに判決をかみしめている様子だったという。残酷な犯行手法、少年法の存在意義、遺族の想いなど様々な側面から注目され続けたこの事件。判決が下された翌日の2月21日、NewsCafeのアリナシコーナーでは「光市事件の死刑判決。これってアリ?」という調査を実施。結果と共にこの事件に対するユーザーの声をご紹介しよう。
【アリ…97%】
■罪なき女性と乳児を殺して反省もなし。更正出来る訳ないでしょ。
■それでも本村さんの味わった深い絶望は悲しすぎる。
■判決までに長い月日が経ち過ぎですね。遺族の為にも早期解決を願う。
■この日をどれだけ待ったことか…過去の未成年犯罪者も死刑にして。
■絶対死刑!遺族の気持ち考えたら死刑しかない!
■税金で生かしてやるほど余裕はない。そのお金を他にまわして。
■赤ちゃんを床に叩きつけて殺害しただけでも許せない。
■忘れられない事件。ご主人これからも頑張って!
■未成年だからっていう理由がまかり通るのはおかしい!
■死刑判決が出た時、自分の事の様にやっと報われたと涙出た。
■死刑は当然。犯行内容が鬼畜すぎる。
【ナシ…3%】
■死刑制度に反対。死んだら許される?死刑も人殺し。
■殺せば、なぜあんな人間を作り出してしまったか追求しきれない。
■この上、死刑執行すれば本村さんの背負う十字架が重くなる。
約9割が【アリ】を選択。死刑制度の推進や少年法の廃止など過激な意見を含め、遺族の想いを尊重する刑を望む声がほとんどだった。
かつて本村さんは元少年の更生の可能性を重視した無期懲役の判決を受け、「司法に裏切られた。加害者を社会に早く出してもらいたい。そうすれば私が殺す」と怒りのコメントを残したこともあった。しかし20日は「遺族が求める死刑判決が下されたことには、満足していますがうれしいとか喜びとか、そういう感情はない。厳粛な気持ちで受けとめたい」と真摯な面持ちで語った。
重い罪を犯しても年齢ゆえ守られる少年法。今後、この判決を皮切りに司法の在り方も変わっていくのだろうか──。
《NewsCafeアリナシ》