震災から1年…それぞれの「3.11」
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これまで日本が経験したことのない、甚大な被害をもたらした「東日本大震災」。1年経った今も復興に向けてそれぞれが踏ん張っています。
先日、NewsCafeに寄稿された渋井哲也氏の「震災一年目は何をしますか?」というコラムにたくさんの声が寄せられました。そこで、その一部をご紹介します。
■テレビで震災の特集をするそうなので、なるべく見ようと思ってました。でも4、5日前に震災の映像を見た時に、強い不安感が蘇ってきました。11日は映像を見る事を、避けようと思いますが、今の生活に感謝して、黙祷を捧げようと思います。[女性・40代・その他]
■11日は、仕事は休みをとって、家で静かに過ごします。この一年、私自身にも色々あったけれど、地震や津波で亡くなった方は、もう笑ったり泣いたり、悩んだり、色々なことができない。亡くなった方たちの分、これからなにがあっても、思いやりをもって、頑張っていきたい。[女性・40代・その他]
■私はAEDとCPRの講習を受けます。命に関係することなので、真剣にやろうと思います。[女性・30代・会社員]
■宮城県在住。私の住む町は地震発生時刻に防災無線でサイレンを鳴らすそうです。多分、NHKで慰霊祭とか放送しますよね?それを見ながら、サイレンを聞きながら、黙祷をしたいと思っています。なんとなく、この日は外出は控えようと思っています。[女性・30代・主婦]
■特に何もしません。ただ、一年前のあの日の自分の行動を思い返すでしょうね。前の日は何をしていたか、強い揺れの後の恐怖、父親が心配で実家まで歩いたこと。一年に一度、大泣きできる日でもあるかな。[女性・30代・会社員]
■静かに黙祷します。それ以外はありません。笑顔の裏で悲しんでいる人が沢山いる。復興を応援していますが、311まで活気を出す必要はありません。犠牲になった御家族、大切な人を亡くした方々のことや、自分があの日、ここ福島でどう過ごしたかをゆっくり振り返り、福島や被災地が新しい一歩を踏み出せるように祈る…それだけです。[女性・30代・会社員]
■宮城県石巻市です。忘れる事のできない311がもうすぐです。あの日金曜日で、子供は小学校、旦那は仕事で仙台市泉区に。私はパートの仕事でしたが、一時に上がり家に帰ってきて母と二人でいた所を14時46分あの震災にあいました。皆さん一緒だと思いますがあの日は金曜日と言うこともあり、家族がばらばらでお互いの安否が心配でしたね。1年が来る311は日曜日ですね。私は家族皆で家一緒に過ごしたいと思います。母は震災後肺炎で亡くなり残念ですが母も一緒に居ると思い過ごしたいと思います。[女性・30代・主婦]
■京都在住者です。11日は仕事で職場に居ますが、地震発生時刻の14時47分に出勤者全員で黙祷します。私は阪神淡路で震度5強を体験しました。私の地元は大した被害がなかったものの、あの地震発生時の地鳴りが耳から離れず、下からドンと突き上げられた揺れが忘れられません。どんな時も人は他人でも力を合わせれば一つになれる。再度確認させられました。もうこんな天災なければいいのにと思うばかりです。[女性・30代・会社員]
「もう1年」なのか、「まだ1年なのか」…それぞれ受ける想いは違うことでしょう。震災を振り返る人もいれば、いつも通り過ごすという人も。「いつも通り過ごせる」ということは、何事にもかえられない幸せなのかもしれません。
あなたはきょう、何を想い、どう過ごしますか?
《NewsCafe》