【第十九回:編集後記~Newsスナック】「昼飯運」が悪い!
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私の悪い運…それは「昼飯運」である。
「昼飯運」の悪い私は、一人で知らない店に昼飯を食べに入ると、酷い店に当たる。
フラっと知らない店に入る場合、誰かと一緒だとほとんど問題がないどころか美味しい店に当たることが多い。
しかし一人だと「外れた」という場合が本当に多いのだ。
8から9割は外れるといって良いだろう。
私ぐらい「昼飯運」が悪くなると「不味い」というのはまだ序の口、慣れっこになっている。
「昼飯運」のなさに慣れた私からすれば、不味くても、ちゃんと食べられるなら、まったくもってカワイイもんである。
そもそも食べられなかったということも1度や2度ではない。
ある時は、客は私一人しかいないのに、40分以上待たされた。次の約束もあったので、「すいませんが、もう結構です」といって店を出ようとすると、注文していた炒飯の料金を請求されたこともある。
揉めても仕方がないと、料金を払った。こうなってくると、逆に笑えてしまう。
有名なチェーンの店でも酷い目に遭ったことがある。
注文したものが出てきた直後に、店員同士が物凄いケンカを始めた。
とても飯を食べる雰囲気ではない。
ケンカの原因は、どうやらバイト仲間同士の色恋沙汰のようだ。
なぜ、昼間からそんなことで、しかも客前で揉めているだと、さすがに我慢がならなくなった。
「もう、いいかげんやめろ!」と店員に注意すると、「お客さんに〇〇ちゃんのことは関係ないでしょう!」と、何故か逆に怒られてしまった。
うるさい外野扱いである。
「確かに〇〇ちゃんを見たこともないし、関係ないが、そういうことではなく…」と、その店員の剣幕に押され、しどろもどろになった私はそのまま店を出た。
注文した料理はほとんど残してしまった。
行き場のない空腹と怒り抱え、私は「昼飯運」の悪い星の下に生まれた自分を恨んだ。
最近では、昼飯を一人で食べることに恐れを抱き、我慢することも多くなっている。
「昼飯運」にご利益がある神社があれば、私は必ずお参りにいくので教えていただきたい。
[編集後記~Newsスナック/NewsCafe編集長 長江勝尚]
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