スマートフォン依存症
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すでに国内の携帯電話の保有状況は「フューチャーホン=ガラ携が1億2000万台余・スマホ+タブレットが3200万台余」になっている。
識者は『2年ほどでスマホ+タブレットは5000万台になる』と言う。すでに大型家電量販店の1階は「スマホ&タブレットのオンパレード」で大賑わいである。定点調査的に言うと「都会の電車のすわり客の3割はスマホを触っている」と言う感じである。多くの乗客がなぜか口をわずかに開き「長時間スマホに見入り・画面を指でなぜている」と言う様は、いささか不気味である。
フューチャーホン時代にも「車内で携帯」の状況は一般化していたが、スマートフォン時代になり、その傾向はより進化したように見えるのである。
まさに「寝てもおきてもスマホを手放せない」である。この傾向は洋の東西を問わず…である。
米の大学の研究者が世界中の学生を対象に『24時間スマホに触れずにいられるか』という実験を行なったところ「70%が24時間もたず途中でリタイアした」という事である。識者は『この70%の人は「スマホ依存症」の人たちである。日本にも「スマホ依存症の患者」は多く中高年でも珍しくない。スマホは至極便利な道具であるが、あまり依存しすぎると「生身の人間とのコミュニケーションを面倒に感じるようになる」など、ある種の対人恐怖症・引きこもり状況に陥る危険性がある』と警告している。
スマホ依存症を研究している日本の大学教授は『ガラ携帯の時代にも、ある種の携帯依存症の危険性』は指摘されたが、スマホ時代になりデバイスの機能が驚異的に拡張し依存症の危険は増している。一度チェックをしてみては…』とチェックリストを提案している。
□スマホを忘れると会社を遅刻してでも取りに帰る
□スマホがないと時間を潰せない
□スマホに触れているだけで落ち着く
□何の目的もなくタッチパネルをいじってしまう
□電池が切れるのが怖いので充電器を持ち歩いている
□トイレやお風呂にもスマホを持っていく
□目の疲れを感じたり、肩や首が痛くなってもスマホを使い続けてしまう
□スマホが原因で睡眠不足になったことがある
□友人や恋人と会っている時でもスマホを触ってしまう
□しゃべるよりもチャットやツイッターの方が楽だ
□スマホに名前を付けたりデコレートしている。
8項目以上にチェックが入った人は「すでにスマホ依存症」と言う事の様である。以前と比べて落ち着きがなくなり・注意力が散漫になり・さらに依存が進むと現実世界の友だちや恋人を失う・出社拒否や引きこもりにまで発展する可能性があると言う。スマホ依存症を止める方法は『利用時間を少しずつ減らす努力をするしかない。まずは、食事や入浴時にスマホを手放すようにしてみよう。目標は、1日の利用時間を5時間以下にすること』とアドバイスしている。あなたは依存症・依存症予備軍?
[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]
《NewsCafeコラム》