限定商品は売り手のやり口とわかっていても、ついノッてしまうもの?
社会
ニュース
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「数量限定に弱い。これってアリ?」という調査を実施。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…68.8%】
■数量限定に限らず当店のみとか季節限定とかにとにかく弱い。
■物によりけりだけれど、期間限定にも弱い。
■買わせる手だとわかっているけど、あえてそれに乗るのも楽しい。
■一瞬心がゆらぐ!
■買わないと負け!みたいな錯覚をする。
■弱いというより、欲しい物が数量限定だったら手に入れたい!
■好きな物なら買う。いくら限定品だとしても必要無い物は買わないけどね。
■ラーメンとか食べ物の限定には特に弱いね。
【ナシ…31.2%】
■そんなのより、スーパーの半額シールに弱いです(苦笑)。
■欲しい物なら買うがそうでないなら限定でもいらない。
■本当に欲しい物なら考えるが、必要ない事が多いので。
■大概は売り手の戦略や戦術だから。
■参考に見る程度。欲しい物を欲しい時に買う方が結局、満足度は高い。
■売る為の手。こうしないと売れない物が多い。
【アリ派】が全体の7割近くを占める結果に。数量限定に弱いと答えた【アリ派】の意見を見てみると、「物にもよるが数量のほか、期間限定にも弱い」と心情を打ち明けた。そのほかに、「買わせる側のやり方だとわかっているけど」「買わないと負けた気がする」など、その心理状態を正直に申告する人もいた。この売り手側のやり方について、「ブランド戦略の実際」(日経新聞出版社)の著者、法政大大学院教授小川孔輔は、限定品に弱いタイプの心理を分析した。限定品には「ティージング」(お客をくすぐる、じらす)効果があるいう。あえて限定することで購買までのハードルを高め、商品を手に入れたいという欲望を増大させるのだという。さらに限定品を好む人には共通する特徴もあるという。まずは女性であること。これは買い物の知識や経験が影響している。男性は買い物に慣れていないため、安全・安心を求めてブランド品を選ぶ傾向がある。一方、買い物に慣れている女性が求めるのは刺激や変化。限定品はそうしたニーズにぴったり合うのだという。こうした回答の一方で、【ナシ派】の意見を見てみると、「限定品よりスーパーの半額セールに弱い」など、地に足をつけた回答があった。そのほかに、「限定、限定でなくとも欲しい物しか買わない」とこれも売り手側のやり方には、決して乗らない強い意思を感じさせる声も聞かれた。限定品に弱いタイプは「みんなも持っているが、その中でも特別な物が欲しい」という心理をくすぐられる人だという。アナタが買い物の際に買う決め手になるのはどういう気持ちの時だろうか。
[文:羽生弘]
《NewsCafeアリナシ》