新「成人」の本音
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ロビーやラウンジは、定番の着物で着飾った女性が大雪のためか例年より少ない様に感じた。どうやら、最近は良い貸衣装の争奪戦が激しく理容店での着付けも混むので、成人の日の前に記念の着物姿の写真を撮り、成人式等は洋服と言う女性も多いようである。
今年の新成人は122万人。総人口の0.96%でベビーブーム世代が成人を迎えた1970年の半分の人数だとのことだ。明らかに「少子高齢化」が進行している。
そんな野暮な話は置き、近未来の日本を背負う新成人たちに「成人おめでとう。がんばって」と言いたい。しかし先輩の一人として気になるのが、アンケート調査等に見る新成人の本音である。
ある調査では『新成人の50%強が「自分の就職と結婚はうまく行かないだろう」との予感を持っている』とのこと。人生のビッグイベントである結婚と就職に夢が持てない…と言うのは心寂しいことだ。
またNo1時計メーカーのS社が新成人1200名余に、自分の人生観について聞いたところ「9割弱の人が就職難のため今後の自分の人生に不安を感じ、自分の人生は平凡と考えている人が最も多い」らしい。
極端な例ではあるが橋下市長ばかりが輝く大阪市では「若者の50%以上が非正規雇用」との事である。現状の日本では、出だしの就職の失敗・非正規就労をその後取り戻せる確率は残念ながら低い。就職の多くは、その時の景気に左右されるから本人の努力だけではいかんともし難いのも事実である。「失われた20年」といわれる無策政治のツケとも見て取れる。
全国的にも、非正規雇用と言う不安定な状況で両親と同居と言う若者~中年が増加しており、20年後には「非正規雇用の中年問題」が大きな社会的な課題になるのだと思う。
識者は『別の角度から見ると「結婚には年収300万円の壁」がある。「非正規雇用=200万円台の年収」では、若い男女が結婚に踏み切るのは難しい。ましてや子育ては難事である。「子供手当てがあるから…」ではとても解決しないのである。景気を良くし正規雇用を増やすしかない』と言う。
まさにその通りと思う。しかし現実の政治は、老人医療費の本人負担2割さえ実現できないでいる。ここのところの6回の総選挙での20才代の投票率は30%~40%で、60才代の70%~85%に比べると格段に低い。これでは国の政策が高齢者優遇に向かうのは致し方ない。
昔の成人式「元服」は13才~16才である。また、憲法改正に必要な国民投票の年齢は18才。若者の政治意識もさることながら「少子高齢化」を考えると「若者の政治参加には選挙年齢の改定」も…と考えてしまう。
今年の7月には、参議院選挙がある。新成人の1票が政治を動かすかもしれない。
[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]
《NewsCafeコラム》
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