結婚は「考えずにする」か「考えてしない」の2択
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「首都圏で物件の購入を考えている人は、たいていマンションを買うことになる。最初は『マンションでも一軒家でもどちらでもいい』と言っている人も、管理の問題・家賃の相場など、いろいろ考えるうちに結局マンションに落ち着く。逆に、一軒家を買う人は最初から『絶対に一軒家』と決めて来店する人」
なるほど、そういうものかもしれません。似たようなことを、現代の結婚にあてはめるならこのようになるでしょうか。
「結婚は、『何も考えないでする』か、『よーく考えたうえでしない』のどちらかしかない」
現代において結婚は生き方の選択肢の一つ。キャリア、価値観の合う相手、お金のこと、老後のことなどよくよく考えていくと、無鉄砲に憧れていた結婚への勢いも次第に鈍っていきます。
「いい人がいたら」とか「そのうちご縁があれば」とか「結婚しないのもアリかもしれない」とか「人と一緒に住める気がしない」とか「結婚するのもかえってリスク」とか、ああでもないこうでもないと考えていると、結局、結婚しないことになりかねません(もちろんその人が考えた末の結論ですから、悪いことではありません)。
逆に言うと、この時代に結婚できるような人は、あれこれ考えない人。何が何でも結婚すると決めている人。
「結婚=否応なしにするもの」「結婚しない人生はありえない」という強い価値観がしっかりすり込まれている人は、あれこれ考えずさくっと結婚できます。タイミングが突然だろうと、周囲が驚くような相手だろうと、です。
ですから、頭のいい人や慎重に人生を決めるタイプの人ほど独身が長引きがち。結婚という人生の一大イベントを前に「考えずに行動する」というのはなかなか難しいかもしれませんが、ときには「(どうでも)いいからとにかく結婚する」という「蛮勇」をふりかざしてみてもいいかもしれません。
「結婚は勢い」などと先人たちが言うのは、そういうことなのです。
[ライター五百田達成/「恋と仕事のキャリアカフェ」主宰、オトナ女子の恋愛・結婚・仕事の悩み相談を受ける恋愛カウンセラー。TBSバラエティ番組「私の何がイケないの?」にも出演。著書「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(五百田達成・堀田秀吾著クロスメディア・パブリッシング刊)が13万部を突破。第二弾となる新刊「子猫と権力と×××」が3月13日に発売された。詳細はオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/iota-s/)まで]
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