「走りすぎ」にご用心
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若いころは「早朝のジョギング」に凝っていたが、顔なじみの走友会の仲間が続々と「ひざ痛」でリタィアー。これは大変と8年前から「ウォーキング」に転向。毎朝のウォーキングでも「ひざ痛はなし」で快調だったが「半年前に足の裏が痛くなり」大騒ぎ。要するに「歩き過ぎ」である。4ヶ月余りの休止+オーダーメードの靴の中敷きでようやく回復して7月より復帰。何事も「過ぎたるは及ばざるが…」である。それ以来チラシ通販やTV通販の「ひざの痛み・軟骨のすり減り・グルコサミン&コンドロイチン&ヒアルロン酸が効く」と言う広告が目につくのである。「口から飲む・強い胃酸で分解される・本当に効くのか?」と言う素朴な疑問があるが…「それだけ膝痛人口が多い…」と痛感するのである。
厚労省研究班の調べでは『膝の痛みに悩む中高年は全国で1800万人と推定される。65才以上の高齢者では35%が膝の痛みに悩んでいる。膝関節の軟骨がすり減っていたむようになると要介護に移行するリスクが通常の人より5.7倍高い。都会に住む人に比べて地方に住み人は要介護になるリスクが1.6倍高い』と言う事である。「リスクが5.7倍」とは驚きであるが「交通が不便な田舎の人の方が歩く機会が多いので元気」は単なるイメージで、実際は「公共交通機関が不便で車頼みの生活・歩く機会が少ない地方の方がリスクは高い」と言う事である。田舎にゆくとほとんどの農家に立派な車庫があり「一家に車が複数台が常識」を考えると「なるほど…」である。
レポートでは『X線検査で「変形性膝関節症と」と診断された人はそうでない人に比べて要介護になるリスクが高く「6m歩く時間」が1秒長くなるごとにリスクは15%上がる。運動機能の低下が要介護の入り口である。歩行速度の低下は筋力の衰えのバロメーターである。平らな土地を歩くなど膝に負担のかからない運動(ウォーキング)を続けるのが良い』と解説している。都心のランニングのメッカ「皇居一周・約5km」でもほとんどのランナーはジョギングである。周囲には「シューズメーカーの拠点」があり着替えやシャワーもあり…でますますにぎわっている。最近では「すれ違い事故・混雑事故」も増えて「自主ルール」ができたようである。人気の「東京マラソン」の申し込みも大倍率である。まさに「人間とは走る人」なのである。しかし「ジョギングやマラソンは膝関節の軟骨のすり減りとの戦い」である。「過ぎたるは…」にならないようなご用心を…。
[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]
《NewsCafeコラム》
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