お金は大事でも…「名門の家には生まれたくない」7割
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旧家、名家、地元の名士…いわゆる"お家柄"が進路や恋愛・結婚に影響したのも今は昔。昭和以前の小説に痕跡があるばかり…と思うのは、筆者がしがない一市民の身であるからだろう。"家柄"の違いは、つまり金銭感覚や価値観の違いに繋がる部分も大きい。現代においても"家柄"を核に生きる人もいるはずだ。
NewsCafeのアリナシコーナーでも「名門の家に生まれたかった?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…32%】
■やっぱり金と育ちと学歴はあって損することはない!
■お金持ちの家の子に生まれたかったと、いまだに思う。
■底辺よりはるかにまし。勉強したかった。大学行きたかった。
■一日でいいから、体験してみたい。
■名門の方が財産分与で揉めない。中途半端がダメ。
■別荘が7つくらいある家に生まれてみたかった。
■欧州で銀のスプーンをくわえて生まれたかった。
■芸能人の子供に生まれたかった。つくづく思う。
■昔からの伝統を守る…とかしてみたかった。
■ない物ねだりです。来世は歴史に名を残せる名門に生まれたい…。
【ナシ…68%】
■名門は何かと面倒くさそうだから庶民でいいです。
■持っている物を守って行くのは、結構大変そう。
■堅苦しくて 息が詰まる。お家騒動も面倒。
■犯罪に巻き込まれたり金目当ての人間ばかり寄ってきそう…(苦笑)。
■金持ちならなりたい。
■親戚関係・遺産とか揉めて、嫁姑も苦労しそう。平凡が1番。
■ただの成金とは違うから、その重圧たるや…考えただけで疲れる
■人生が窮屈そう。
■そういう所は庶民にはわからない大変さがあるだろうからね。
■貧乏もいやだが恵まれすぎも退屈だな
お金があって困ることはない…としながらも【ナシ派】に票を投じる人が7割近くという結果になった。「お金は最低限、困らない程度にあればいい」「人間関係や人生が面倒くさくなりそう」などのコメントが多かったほか「そんな家に生まれてしまいました…生きたいように生きられません」という体験談も寄せられた。また「貧乏名家の母は金持ちボンボンの父と政略結婚で毎日喧嘩…」など"名家=金持ち"ではないという意見もある。
一方の【アリ派】は「お金の力で思い通りに生きてみたい」「海外に別荘を!」「資産運用しながら世界を旅して回りたい!」など、夢のあるコメントが続々と寄せられた。人生は一度きり、親も家柄も選べないし変えられない…ならばせめて「お金があったらこんなことを!」という想像を楽しむのが前向きなのかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》