【解説】列島「黄信号」にマスクで対応? | NewsCafe

【解説】列島「黄信号」にマスクで対応?

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関係しているいくつかの団体が「年間の総括・新年度の計画を評議会等に計る時期」である。「会議が終わった後の懇親飲み会」で有意な話を聞くのも楽しみである。「中國に関連が深い水上スポーツ団体の東京支部の懇親会」での『11月に中国の天津で世界規模の大会があり日本協会の役員として北京経由で入った。北京は例のPm2.5で「まるでスープの中」であった。2泊したが「正直言って体調が悪くなった」のである。幸い天津は海寄りなので「幾分まし」であった。正直な感想は「中国は壮大な人体実験をしている」である。人口13億人の国だから「2億人や3億人が死んでも…」なのだろうが…。この調子で行く「大気汚染をコントロールできないと言う理由で政権が滅びるのでは?」と感じた』と言う話が興味深かった。

このシーズンになると「偏西風の加減で中国からの黄砂来襲情報」が天気予報をにぎわすが「昨今の主役は中国寄りのPm2.5来襲情報」である。環境省は『2月25日~28日の間で「健康への悪影響が懸念される徴小粒子状物質Pm2.5の濃度」が各地で上昇・25日~27日の間で「住民に注意情報を発した自治体が10府県(山口・福島・新潟・富山・石川・福井・三重・大阪・兵庫・香川)になった』と発表したのである。識者は『Pm2.5とは大気中の直径2.5マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)と言う極めて小さい粒子のことである。単なる「大きさからのネーミング」であり「なにが原因で生まれるのか・何を含んでいるのか」は判然としていない。最近やっと「その粒子を解剖して見える顕微鏡」が開発されたぐらいである』と言う。

耳鼻咽喉科系の医者は『極めて小さく「マスクはしないよりはマシ…」である。きわめて小さいために肺の奥に入りやすく蓄積されると「喘息や肺がんのリスク」を高める』と警告している。日本のPm2.5騒ぎの元凶は「はっきり言えば中國からの越境汚染」である。環境省の基準では『一日平均濃度:70マイクログラム・午前5時~7時の平均濃度:85マイクログラム・午前5時~正午の平均濃度80マイクログラム』が警報発令の基準と言う事である。「防ぎ様のない極小の悪魔」であるが警報が出た場合の心がけは「不要不急の外出は控える・マラソンなどの屋外の長時間のスポーツは避ける・換気扇や窓開け換気は控える・外出時はマスクを着用・呼吸器障害の子供や高齢者は外出を控える」である。いかにも「竹槍戦法」と言う感じである。本来的に言えば「根を絶たなければ…」であるが「中国全土で使われる粗悪ガソリンと家庭用暖房の石炭使用が主因・北京では572マイクログラムを記録・計測不能・黄色警報発令」だから「打つ手がないのが現状」と見えるのである。「爆竹も原因では…」と言われるが「春節を見て爆竹を控える」などは見られないのである。最近の中国人観光客の「日本土産」は「紙おむつ&空気清浄器」と言う事である。いずれの賞品も中国国内でも売られているが「偽物が多くて…」と言う事である。何れにしろ「Pm2.5禍は当面やむ気配はない・人体への影響の解明はこれから」である。毎朝の天気予報の「Pm2.5予想」には敏感に&子供のいる家庭は用心を…である。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]

《NewsCafeコラム》

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