【解説】列島「黄信号」にマスクで対応?
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このシーズンになると「偏西風の加減で中国からの黄砂来襲情報」が天気予報をにぎわすが「昨今の主役は中国寄りのPm2.5来襲情報」である。環境省は『2月25日~28日の間で「健康への悪影響が懸念される徴小粒子状物質Pm2.5の濃度」が各地で上昇・25日~27日の間で「住民に注意情報を発した自治体が10府県(山口・福島・新潟・富山・石川・福井・三重・大阪・兵庫・香川)になった』と発表したのである。識者は『Pm2.5とは大気中の直径2.5マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)と言う極めて小さい粒子のことである。単なる「大きさからのネーミング」であり「なにが原因で生まれるのか・何を含んでいるのか」は判然としていない。最近やっと「その粒子を解剖して見える顕微鏡」が開発されたぐらいである』と言う。
耳鼻咽喉科系の医者は『極めて小さく「マスクはしないよりはマシ…」である。きわめて小さいために肺の奥に入りやすく蓄積されると「喘息や肺がんのリスク」を高める』と警告している。日本のPm2.5騒ぎの元凶は「はっきり言えば中國からの越境汚染」である。環境省の基準では『一日平均濃度:70マイクログラム・午前5時~7時の平均濃度:85マイクログラム・午前5時~正午の平均濃度80マイクログラム』が警報発令の基準と言う事である。「防ぎ様のない極小の悪魔」であるが警報が出た場合の心がけは「不要不急の外出は控える・マラソンなどの屋外の長時間のスポーツは避ける・換気扇や窓開け換気は控える・外出時はマスクを着用・呼吸器障害の子供や高齢者は外出を控える」である。いかにも「竹槍戦法」と言う感じである。本来的に言えば「根を絶たなければ…」であるが「中国全土で使われる粗悪ガソリンと家庭用暖房の石炭使用が主因・北京では572マイクログラムを記録・計測不能・黄色警報発令」だから「打つ手がないのが現状」と見えるのである。「爆竹も原因では…」と言われるが「春節を見て爆竹を控える」などは見られないのである。最近の中国人観光客の「日本土産」は「紙おむつ&空気清浄器」と言う事である。いずれの賞品も中国国内でも売られているが「偽物が多くて…」と言う事である。何れにしろ「Pm2.5禍は当面やむ気配はない・人体への影響の解明はこれから」である。毎朝の天気予報の「Pm2.5予想」には敏感に&子供のいる家庭は用心を…である。
[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]
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