英語教育の早期化…4割が不安抱く | NewsCafe

英語教育の早期化…4割が不安抱く

社会 ニュース
昨年10月、文科省が「小学校3年生から英語教育を開始する」方針を固めたのは記憶に新しい。また先月6日には大阪府箕面市教委が全国に先駆け「2015年度から市立小全14校の全学年で毎日15分間英語授業を実施する」と発表するなど、英語教育の早期化が著しい。
しかし一方で、幼少期の英語教育に対する疑念も聞こえる。小学校では「書く・話す」ための日本語の基礎を固め、思考や表現の土台を作るべき…言語学者の間に根強い反対論があるのも事実だ。
NewsCafeのアリナシコーナーでも「幼児からの外国語教育、アリかナシか?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…62.5%】
■頭が柔らかいうちに学ぶのは良いと思う。英会話は今の時代必要。
■素直に耳に入るから綺麗な発音ができるようになると思う。
■子供の学習能力を舐めたらいかん。
■今の学生より使いこなすでしょうね。 早い方が絶対良い。
■お子様が楽しく好きならばよろしいかと。
■もう英語必須ですよ。
■ある程度、耳が出来上がると拒絶しそう。
■すんなり身につきそうだよね。
■日本語を疎かにしてはダメだけど、別におかしい事ではない。
■但しそれ以上に日本語もきちんと教える事が大前提。

【ナシ…37.5%】
■母国語すら満足に使えないうちから外国語なんて有り得ない。
■まずは『美しい日本語』からではありませんか!?
■国語をしっかりやらないと何語であっても伝えたい事が纏まらない。
■幼児期に母国語を確立しないと、その後が大変だよ。
■セミリンガル(母国語すらまともに話せない人)に育つ可能性もある。
■その前に日本語とモラル。
■まずは日本語をしっかりと!ら抜き言葉が蔓延し過ぎている!
■使い続けなきゃ意味ない
■きちんとした日本語教育して欲しいです。
■まずは親が正しい日本語を。

結果は【アリ派】6割超と多数派。「初等教育の段階からグローバル化に対応した教育を充実し、世界の中で戦える人材を」「東京オリンピック開催のこともあるし」など、より早期からの英語教育を望む前向きな意見が多く寄せられていた。
だが前述の反対論同様、ここでも【ナシ派】に票を投じる4割の人がいる。「英語を喋る環境じゃないと結局忘れてしまうよ」「根底となる母国語があやふやだと知的活動に不安が」など心配の声も挙がった。
諸外国のように"小学校からの留年や飛び級"が一般的でない日本において、2種類の言語を教科とし、全児童に同じスピードで教育する…果たしてどんな結果になるのか。子供によって"学習スピード"に差があるのは当然のこと。教育システム見直しとの同時進行が必要な案件ではないだろうか。

[文・能井丸鴻]

《NewsCafeアリナシ》

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