太川陽介、人気アイドルから再浮上したワケ
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「あの番組は2年ほど前から話題になり、徐々に太川人気に火がつきましたね」と語るのは番組制作会社ディレクター。
超天然キャラの蛭子をコントロールできるのは業界では太川しかいない、とまで言われている。
「そう、あの番組で蛭子サンは徹底的にわがままでダメな男を、演技ではなく地で出しています。そんな蛭子サンを励ましたり叱ったりする姿に、太川の人柄のよさを感じた主婦が、どんどん好感を持つようになった」
確かに、蛭子の個人主義に振り回される太川には、誰もが好感だけでなく、同情までしてしまう…。
「再ブレークの原因はそれだけではありません。やはり太川が過去にアイドルだったという部分も大きいのです。彼は78年からNHKの若者向け音楽番組『レッツゴーヤング』の司会を7年も務めていたので、知名度は抜群です」
えっ、そうなんだ?
「今はすっかりオッサンになりましたが、当時はかなりの美少年でした。太川が『ルイルイダンス』と呼ばれる振り付けで踊る姿は、40~50代の人ならほぼ全員が覚えているでしょう」
じゃあ、太川人気を支えているのはみんなオバチャンってこと?
「それが中高年男性からも絶大な支持があるんです。50代以上の男性から見たら『自分も頑張ればまだまだイケるんじゃないか』と思えて励みになりますからね」
なるほど…中年男性にとって、太川は希望の星ってこと?
「そうです。太川はアイドル路線に限界が来て、低迷した時期が長くあった。そんな冬の時代を知っているからこそ、同じ50代の男性視聴者も共感できるんですよ。人気アイドルからうまく路線変更し、生き残ったのは大したものです」
妻は女優の藤吉久美子(54)だ。
「福岡の有名産婦人科医を父に持つというお嬢様の藤吉に対し、太川は京都の日本海に面する小さな町の出身です。バツイチの藤吉と結婚し、2001年には藤吉が高齢出産で長男を授かっています。それ以後もおしどり夫婦のイメージを保ってきたのが、今回のブレークにもつながっているといえます」(先のディレクター)
高齢化社会に向かう日本には、太川のような温かいキャラの"中高年アイドル"がもてはやされそうだ。
《NewsCafe》