坂上忍、「パパぶり」の評価と疑問

かつての天才子役から毒舌ぶりでこの春から昼帯のバラエティー「バイキング」(フジテレビ系)の司会を務める俳優、坂上忍(48)の意外な素顔が評判を呼んでいる。
「今月2日放送で、号泣する子役・寺田心(7)を優しく抱きかかえる一幕があり、ネットでは"神対応"だと絶賛されているのです」というのは女性誌ライター。
「坂上には子ども嫌いというイメージがありますが、実際はかなり好きなんですね」
子供のころから芸能界に身をおき、大人とどう付き合うかは体験済みだが、確かにあの毒舌では子供嫌いと思われても仕方ない。
「番組では、浅草花やしきを坂上と寺田の2人が調査するという企画でした。2人はペダルを漕いで空中散歩する『シラサギ』や回転アトラクション『カーニバル』を楽しみました。始終、坂上は心の手を繋ぎながら歩き、まるで本当の親子のようでしたね」
へぇ~。で、その後は?
「しかし、寺田は次に向かう先がお化け屋敷だと知ると、『やだー』と笑顔が消えてしまいました。坂上は真顔で『だって調査しないと』と諭し、寺田も覚悟を決めたんですが…」
ぐずる子供に手を焼く坂上の顔が浮かぶけど…。
「寺田は恐がりながら、『皆さん、ついてきてくださいね』とスタッフに声をかけます。しかし、坂上が『だめだよ。2人で行くんだよ』と告げると、『無理です、いやいや!』と叫ぶものの、どうにか入りました」
真っ暗なお化け屋敷は大人でも怖い!
「中に入ったものの、すぐに寺田は『ギャーッ』っと泣き出してしまいました。恐怖で顔を引きつらせ、ハンパじゃない恐怖心が伝わってきました。すると、即座に坂上は寺田を抱きかかえて『分かった!戻ろう』と退場したんです。それから坂上は、『こりゃもう無理だ。ガチ泣きしてる』とスタッフに告げました」
ずいぶん早い決断だ。
「泣かせておいたほうが面白いと考えたスタッフも現場にいたんですが、恐怖がトラウマになることを心配し、瞬時に決断した姿に男らしさを感じましたね。テレビを見ていた主婦層の坂上への好感度が、これで一気に上昇するでしょう」
その後、寺田は大丈夫だったの?
「泣きながら『お化け屋敷はちょっとぉ、無理ですぅ』とカメラに向かって訴えていましたが、お化けを見なくて安心したようです。最後に泣きながら坂上にしがみつく姿が、かわいかったですよ」
2人はかなり相性がよかった?
「坂上は自分が子役からデビューしたので、同じ子役はみんなかわいがる。撮影を終えて坂上は『父親になるって、いいかもしれないな』とスタッフに言ったそうです。今回のロケで坂上は自分自身の意外な一面に気づいたはず。彼は後進の指導もするなど、案外と面倒見もいい人なんですよ」(先のライター)
父親が無頼な生き方をして家を出るなど両親が不仲だったせいか、結婚や家庭にマイナスイメージを持つ坂上。今回、寺田を抱っこして、子育てに目覚めたか。それともこれも計算した演出?!