海老蔵だけでない歌舞伎界の不幸
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記者「そもそも、海老蔵の成田屋は歌舞伎界の中心ですからね。本来なら父親の故・団十郎(2013年死去、享年66)がもうちょっと生きていれば、海老蔵の苦労もここまでではなかったかも…」
デスク「そこで思い浮かぶのが、歌舞伎界を襲う不幸が彼だけではないってことだよね」
記者「団十郎が亡くなる3カ月前には歌舞伎界にとどまらない活躍を見せた中村勘三郎が57歳の若さで亡くなっています」
デスク「勘三郎と同世代の坂東三津五郎が亡くなったのも去年の2月。59歳と歌舞伎役者としては早い死だったね」
記者「そこでデスクが言いたいのはあのことでしょ」
デスク「そう。東京・銀座にある歌舞伎座…歌舞伎の殿堂である、その劇場に呪いがかかっているという…」
記者「今回の麻央の件が起きるずっと前から、歌舞伎界で何かあると必ず『歌舞伎座の呪い』説が流れますね」
デスク「10年4月に前の歌舞伎座が閉じたんだけど、その翌11年1月に中村富三郎が死去(享年81)、同年11月には中村芝翫(同83)、そして12年2月には中村雀右衛門(同91)と3人の人間国宝が相次いで亡くなった」
記者「年齢的に不足はない3人でしたが、タイミングが近かったので呪い説がささやかれました」
デスク「他にも、12年8月に市川染五郎(43)が舞台上演中に奈落に転落。腕の骨を折る大けがを負ったよね」
記者「結局、呪いって何なんですか」
デスク「以前の劇場脇にまつっていた『歌舞伎稲荷』の上に、今の高層ビルになった歌舞伎座を建てたのが原因だって…。ビルのせいで社(やしろ)に降りられないとお稲荷さまが怒っているっていう話さ」
記者「なるほど…」
デスク「で、10年11月に東京・西麻布で海老蔵が暴行されたあの事件の時も呪い説が言われて、海老蔵自身が『歌舞伎座の上には守り主がいる。あんな高いビルができたら舞台の神様も降りてこない』と言ってたくらいだ」
記者「こりゃ、関係者はお祓いでもしないとダメですね」
デスク「いや、もう何度もそれはやってるんだよ。それでも続いているっていうのが怖い。歌舞伎座の前を通るたびに頭を下げておくことだね」
記者「僕もそうします…」
《NewsCafeゲイノウ》