Nissy、6大ドームツアー完走で快挙達成 鳴り止まない声援に感慨&「心が何回も折れた」伝えたい思い<ライブレポ/セットリスト>
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モデルプレス/ent/music
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◆Nissy、声出し解禁で「DoDo」からスタート
昨年5月24日に発売された約4年半ぶりとなるアルバム「HOCUS POCUS 3」を引っ提げた同ツアー。30秒前のカウントダウンが終わると、スクリーンには「DoDo」を歌うNissyの映像が。途中、スクリーンの真ん中から本人が登場。白いロンTにパンツのカジュアルなスタイルで、ミラーボールをバックにきらびやかな演出の中スタートした。
「Trippin」「The Ride」とクールなパフォーマンスが続き、Nissyは「東京のみなさん元気ですか?」と会場に呼びかける。声出し100%解禁となったため、観客もNissyの呼びかけに反応していた。
「今日という日は、この日しかないから最高の思い出を作っていきましょう」と勢いをつけたまま、「Never Stop」を爽やかに、「Relax&Chill」をゆったりとした雰囲気で歌い、観客を“Nissy Entertainment”の世界に巻き込んだ。
彼女と別れなければいけないという切ないVTRが流れた後は、その雰囲気のまま、「君に触れた時から」へ。セピアのライティングの中、Nissyの切ない美声が響き、最後には噴水とライトを駆使した美しい演出が繰り広げられた。
「Don’t Stop The Rain」はタイトル通り、大量の噴水でステージがびしょ濡れに。ミドルナンバーの「Say Yes」では、大人な雰囲気を醸し出しながら歌い上げた。ここの一連ではVTRから曲中の細かな演出までMVとの連動に驚かされた。
◆Nissy、ファンに伝えたい思い「本当に感謝しています」
ここから雰囲気は一変。お笑い芸人・チョコレートプラネットとのネタを披露するVTRが流れた後は、トラの着ぐるみにうさ耳のカチューシャをつけた姿で登場。“ガル”と“ピョーン”の簡単な振り付けと一緒に歌う箇所をレクチャーすると、Nissy本人はそのまま会場で生着替え。約100人のチアダンサーが会場の至る所に登場、Nissyは鏡で自分自身をチェックし、「DANCE DANCE DANCE」へ。会場全体を使い、おなじみであるラインダンスも披露し、ポップなパフォーマンスで沸かせた。
MCでは、声出し解禁ということもあり、鳴り止まない声援が響く。今回のツアーは、声出しが許されていなかった昨年10月のベルーナドームから始まり、そして2月4日の京セラドーム大阪で100%OKという状況に。「ツアー中に変化があったことは素晴らしいことだと思うし、僕がこのアルバムを作ったときは、生活するのもままならないときで、心が何回も折れて、全然歌詞も書けなくて…」と葛藤した日々を振り返り、「でもそんな環境の中でもエンタメは絶対必要だなと思って。そのときにチョコレートプラネットさんの『静かにしろ』というコントを偶然見て、“静かに”が笑いになっていて、こういうエンタメもあるんだなって素直に救われて」とこのアルバムを作った経緯を説明。「この出来事(コロナ禍)は今後教科書に載ると思うんですけど、エンタメが教科書に載ることはほぼない。だったら自分のアルバムが教科書みたいなものになれば」と思いを明かした。
さらに、コロナ禍でのドームツアーを発表したため、「行きにくいかもしれないけど、ただ前に進まないと、一歩前進のためにと思って発表しましたが、ドームツアーを引っ提げたときにみんなが来やすくするためにはどうしたらいいんだろうと考えました。地方の方は(コロナ禍の影響で)経営が難しいらしく、僕ができる範囲でツアーを周りながらみなさんが集まってくれたら、地方が潤ってくれるんじゃないかなと」と自身の考えを明かし、「そんなときに声出し100%出していいって聞いて、そんな嬉しいお知らせがあって、今日は今日しかなくて、今は今しかなくて、たった1回の人生の今日は今日しかなくて、今日チケットを買ってここに来ようと選んでくれたこと、みなさんの1日を僕にくれたことを毎回ですけど、本当に感謝しています。ありがとうございます」と熱い思いを伝えた。
◆Nissy、USJキャラクターとのパレードも
ぐちゃぐちゃになってしまったヘアスタイルを直した後、「I Need You」を壮大な自然をスクリーンに映しながら、訴えかけるように歌い、コロナ禍で制作した「僕にできること」を当時SNSに投稿した映像とともに歌ったNissy。途中、観客とともに一緒に振りをやり、一緒に歌うと、最後には温かい拍手が会場に響き渡った。
Nissyがゾンビ化されたような映像が流れた後の「Get You Back」では、その世界観のまま披露。雷のような音とレーザーで迫力のある演出を行った。
そして「The Days」では、こちらもお馴染みになりつつある、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクッキーモンスターとピーナッツのキャラクターとともに、会場を周るパレードを繰り広げ、「トリコ」では、一緒にキュートなダンスを披露。再び約100人のダンサーも登場し、会場全体を使い、観客を魅了した。
その勢いのまま、「Cat & Mouse」ではぐるぐるとタオルを回し、「最後も踊って歌いませんか?」と呼びかけ本編ラストとなる「NA」へ。ノリノリなダンスで盛り上げ、最後は観客と一緒にジャンプをして締めくくった。
◆Nissy、アンコールでアカペラ披露
アンコール後、全身白コーデで爽やかに登場したNissyは「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」を披露。笑顔を絶やさず、キュートなパフォーマンスを繰り広げた。
「アンコールありがとうございます」と感謝の言葉から始まったMC。「さっきのMCが長すぎて、俺もうしゃべることない(笑)。思いは伝えたもん。溢れんばかりの思いを伝えました」と達成感をにじませた。そして、ファンからのリクエストに応え、カバー曲をアカペラで披露。急遽決まった企画のため、スマホで歌詞を見ながらとなったが、しっとりと歌い上げ会場を沸かせた。
◆Nissy、スマホ撮影OKに会場歓喜
アンコール2曲目は「ワガママ」。スポットライトを浴びながら再びしっとりと歌い上げるNissy。彼の高くて美しい声を観客一人ひとりが噛み締めているようだった。
「これで本当に最後になります」と伝えてから、ラストは「My Luv」。再びセサミストリートとピーナッツのキャラクターが登場し、Nissyのバックでノリノリダンス。観客も一緒に手を振ったり、歌ったりと、会場が一体に。Nissyは「改めてありがとうございました。みんなのパワーが届きましたし、僕らのパワーは届きましたか?」と呼びかけ。「追加公演の地元北海道ドームに行ってきたいと思います」と地元公演への意気込みを改めて語った。
さらに、本来ならこの日の公演が千秋楽だったため、今回特別にスマホでの撮影をOKに。Nissyも自身のスマホで観客をバックに動画を回し、声出し100%になった様子を収めた。
そして3月25日、地元・北海道で史上2人目の快挙となったソロアーティストによる6大ドームツアー公演、全公演SOLD OUTで幕を閉じた。(modelpress編集部)
◆セットリスト
1.DoDo
2.Trippin
3.The Ride
4.Never Stop~Relax&Chill
5.Jealous
6.君に触れた時から
7.Don’t Stop The Rain
8.Say Yes
9.DANCE DANCE DANCE
10.The Eternal Live
11.I Need You
12.僕にできること
13.Get You Back
14.The Days~トリコ
15.Cat & Mouse
16.NA
アンコール
E1.まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL
E2.ワガママ
E3.My Luv
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《モデルプレス》