二階堂ふみ、賛否ある作品の出演に葛藤 「映画は社会を変えられる」感じた希望語る<第48回報知映画賞> | NewsCafe

二階堂ふみ、賛否ある作品の出演に葛藤 「映画は社会を変えられる」感じた希望語る<第48回報知映画賞>

芸能 モデルプレス/ent/movie
二階堂ふみ(C)モデルプレス
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【モデルプレス=2023/12/11】女優の二階堂ふみが11日、都内で行われた「第48回報知映画賞」の表彰式に登壇。助演女優賞を受賞した心境を語った。

【写真】二階堂ふみ、パンツスタイルでオーラ放つ

◆仲野太賀、二階堂ふみを祝福

この日、映画「月」での演技が評価され助演女優賞を受賞した二階堂を祝福するため、俳優の仲野太賀が登場。仲野は二階堂について「僕が知る二階堂さんはとても勇敢な人です」としつつ「でも、今回作品に参加するにあたって彼女は珍しくちょっと弱音を吐いて、不安を口にしていたので、すごく懐かしく感じます」と振り返った。

続けて「でも、考えればそりゃそうだなと。 石井組(石井裕也監督の作品)に参加するのも、彼女は初めてだったと思いますし、何よりも『月』という映画があまりにもセンシティブな内容を取り扱っていたので、あの役を引き受けるということもすごく覚悟がいることだったと思います」と寄り添った仲野。同作を観た感想として「すごく決心をして、この役を全うしているんだなということにすごく驚かされ、とても感動しました」と話し、「きっと、今回 全身に演じられた彼女が、考えに考えて演じて誠実に出した証言っていうのが、見てくださってる人の心に届いたのが、今回の賞の証しだと思っております」「これからも勇敢で美しい二階堂さんさんでいてください。おめでとうございます」と祝福した。

◆二階堂ふみ、賛否ある作品の出演に葛藤

この言葉を受け二階堂は「賛否が分かれる作品だったと思いますが、こうやって評価していただいてよかったです。ありがとうございました」と感謝。「太賀くんがお話していたように、この『月』という作品は、社会が消化していない、そしてこれからも消化することのできない現実を描いた作品だと思っております」とし、「この作品に参加するにあたって『本当にこの作品を作っていいのだろうか』『この作品の現場に参加していいのだろうか』という風に悩んだ」と葛藤を吐露した一方で、「実際にこの社会で確実にある、私たちが“見ないようにしていたこと”“見てこなかったこと”をこの社会に生きる1人の人間として、当事者として考えて、見つめて、演じたいなという風に思いました」と同作に掛けた思いを語った。

そして「非常に難しい作品だったんですけれども、その現場で常に真ん中で、みんなを引っ張って行ってくださっていた(宮沢)りえさん、そして一緒にこの作品を最後まで通す姿勢を見せてくださった監督に本当に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。「映画は社会を変えられるんじゃないかっていう希望を少し感じられました」と真摯に伝えた。

◆報知映画賞

同賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として1976年に誕生。各賞は作品、主演男女優、助演男女優、新人、海外作品の7部門を選出。第10回(1985年度)からは監督賞、第42回(2017年度)からはアニメ作品賞も加わり、年によって特別賞が選定される。

ほか主演女優賞を受賞した綾瀬はるか、主演男優賞を受賞した横浜流星らが出席した。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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