「光る君へ」滋賀県・石山寺に大河ドラマ館開館 ファーストサマーウイカ「堅苦しいイメージがあったけれど…」
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【写真】ファーストサマーウイカ“別人級”前髪あり&セーラー服姿
◆「光る君へ」大河ドラマ館開館セレモニーにファーストサマーウイカ登壇
石山寺は747年創建、大河ドラマ「光る君へ」の舞台となる平安中期には既に貴族が「石山詣(いしやまもうで)」と呼ばれる観音参拝をする人気の古刹であった。紫式部も例外ではなく、同寺では紫式部が「源氏物語」を起筆したと伝わっており、本堂には「源氏の間」と呼ばれる紫式部が執筆したといわれる場所も残っている。またファーストサマーウイカ演じる清少納言も「枕草子」で「寺は石山」と石山寺のことを書き記している。
今回「光る君へ」の放送を契機に大津市内の官民連携協議会は石山寺境内に「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」を開館、ファーストサマーウイカを招いてのオープニングセレモニーを開催した。同館ではここでしか見られない大河ドラマのテーマを深堀した4K映像や主人公・まひろが身に着けていた衣装などの展示を見ることができる。また、同時開催企画として「源氏物語 恋するもののあはれ展」を開催、人気イラストレーター日菜乃や音楽アーティストあたらよによる、源氏物語に登場する恋の和歌を現代的に大胆に表現した展示を行っている。
セレモニーに先立って大河ドラマ館を見学したファーストサマーウイカは「素晴らしかった。大河ドラマ館と聞いて堅苦しいイメージがあったけれど、光る君への世界感が凄く感じられたし、沢山いる藤原氏のネット上や記事では分からない、来てならではの展示があり楽しめました。また、もののあはれ展では、香りや和歌が若い世代にもわかりやすく展示されていて凄く良かった」と話した。
セレモニー後には、平安時代の貴族や女性文学者による石山詣さながらに、石山寺第53世座主・鷲尾龍華氏の案内で石山寺を参拝した。参拝後に感想を聞かれたファーストサマーウイカは「1000年を超えて、昔、石山寺で実際に紫式部が源氏物語を書いたんだなぁと感じました。ドラマ館を楽しんで、その後にお参りすると、3次元の楽しみ方が出来ると感じました。関西の人間なのでなんとなくは知ってはいたけれども、実際に学んで滋賀県に歴史が深く根付いていると感じました」と満足げに話してくれた。
この日、オープニングに合わせて石山寺を訪れた30代女性は「ドラマ館が出来ると聞いて楽しみにしていた。ドラマの裏側が見られたようで楽しかったし、石山寺は1,000年前からそのままの姿を残していると聞いて歴史を感じた。偶然ファーストサマーウイカさんに会えてラッキーでした」と嬉しそうに話した。大河ドラマ館の運営担当者は「大津市は京都駅から10分で来られる近場、平安時代には貴族がこぞって石山寺を始め三井寺などの寺社に参拝したゆかりの深いまちです。清少納言を演じるファーストサマーウイカさんにも気に入ってもらえて非常に嬉しい。大河ドラマの放送に合わせて大津市や滋賀県を盛り上げたい」と語った。
なお、明日30日にはファーストサマーウイカに加え、「光る君へ」制作統括の内田ゆきプロデューサーを加えたトークショーやシンポジウムが開催される。(modelpress編集部)
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