沢尻エリカ、女優復帰作で10秒超えのキス 変わらぬ演技力健在<「欲望という名の電車」ゲネプロレポ>
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【写真】沢尻エリカ、美人母との貴重な2ショット
◆沢尻エリカ主演「欲望という名の電車」
アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズ。その名を世界的に知らしめた名作「欲望という名の電車」は、1947年にブロードウェイで初演され、ピューリッツア賞を含むブロードウェイ3大賞を同時受賞。1951年にはヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドで映画化されアカデミー賞を受賞。映画史に残る名作となった。
◆沢尻エリカ「欲望という名の電車」で女優復帰
2019年11月16日に麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、女優としての活動を休業していた沢尻。2019年9月に公開された映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」以来、約4年ぶりに作品に出演、そして舞台初出演にして初主演を務める。
同作の舞台は、アメリカ南部、ニューオーリンズの猥雑な下町。上流階級の未亡人のブランチ・デュボア(沢尻)は妹のステラ・コワルスキー(清水葉月)を頼ってニューオリンズにやってくる。ステラの夫のスタンリー・コワルスキー(伊藤英明)とは常に反発しながらも一緒に暮らしていくことに。やがて、スタンリーのポーカー仲間のハロルド・ミッチェル(高橋努)と恋に落ちていくが…というストーリーとなっている。
同舞台は、高らかな笑い声が響く町のシーンからスタート。反発し合う沢尻と伊藤の言い合いや、伊藤の酔っ払った末の暴走シーンは圧巻。そして、伊藤の大きくユニークな動きは観客をクスリと笑わせた。
また沢尻と高橋は、10秒を超えるキスシーンも。結婚まで考えていた2人だったが、あることを境に関係が崩れてしまう。ミッチェルに侮辱されたことでブランチの精神が壊れていく様を演じる沢尻は、一瞬たりとも目が離せない迫力満点の芝居を披露。沢尻の変わらぬ女優魂が健在だった。
さらに、上流階級に属するキャラクターなだけあって沢尻の衣装も見どころ。純白のドレスや、キラキラと輝くゴールドのドレスなど一際目立つゴージャスな衣装を見事に着こなし、洗練された美貌も放っていた。
10日に初日を迎えるにあたって沢尻は「素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと一緒にチョン・ウィシンさん(演出)ならではの世界観を表現できるように努めてきましたので、お芝居を通してさまざまな感情に浸っていただけたら嬉しいです」とコメントした。
公演は、2月10日~2月18日に新国立劇場 中劇場にて、2月22日~2月25日に森ノ宮ピロティホールにて上演予定。(modelpress編集部)
◆「欲望という名の電車」あらすじ
アメリカ南部、ニューオーリンズ。「欲望」という名の電車に乗って、「墓場」という電車に乗り換えて、「天国」と呼ばれる猥雑な下町に降り立ったブランチ・デュボアは、妹のステラ・コワルスキーを訪ねる。
2人は南部の地主の家に生まれ、裕福な少女時代を過ごした姉妹だった。しかしブランチは、実家のベル・レーヴ(美しい夢)という名の大農園を失ったことをステラに告げ、妹とその夫スタンリー・コワルスキーが暮らす質素な部屋に身を寄せる。
ポーランド系労働者である義弟の野蛮な言動を嫌悪するブランチと、彼女の上流階級然とした振る舞いに我慢がならないスタンリー。2人の軋轢が高まるなか、ブランチはスタンリーの友人ハロルド・ミッチェル(ミッチ)との出会いに最後の幸福をつかもうとする。しかし愛は非情な終わりを迎え、ブランチの精神は壊れてゆく。
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