SUPER EIGHT丸山隆平、芸能記者役挑戦で「背景を考えさせられた」 報道に対する複雑な思いも<ハザカイキ>
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◆丸山隆平、芸能記者役に挑戦
芸能界を舞台に、マスコミとタレントという特殊な関係の中、“時代の価値観の変容に踊らされる人々”を独自の視点で浮き彫りにする会話劇。鋭い感性とリアルを追求した演出で、現代の若者の生態と人間の本質を描き、賛否渦巻く衝撃作が代名詞ともいえる三浦氏が演出を務める。
芸能記者・菅原を演じる主演の丸山。“報じる側”を演じたが、この日報道陣に囲まれると「こっちのほうがしっくりきますね(笑)」といい、「いざこういう役を演じて勉強になる。そういう側になって新鮮ですし、こういう思いで記者の方が情報を集めているんだなって、考えたことがなかった。すごく観察のしがいがある職業」と語った。
芸能記者のイメージを問われると「すっごい張り込んでいるイメージ、車とかで。人によってスタイルは違うけど、とにかく途方もない時間が削られる。時間も労力も削られるんだろうなぁっていう。すっごい怖い人のイメージだったけど、記者の人も自分の生活があって家庭もあって家族がいる。そういう背景を今回考えさせられた」とコメント。さらに「みなさんはコレで飯を食われている。記事の質にもよりますが、報道すべきことはしたほうがいい。忖度とか言われていますけど、志を持ってされているのならば素晴らしい職業。“記事によりますけど”」と強調しながら、「いい人生を歩むためにみんな一生懸命やっていると思う。それは自分の生活としてやっていただければ。僕らはお世話になっているので。いつも感謝しております」とマスコミへの思いを語った。
◆勝地涼「この先も撮られたいです!」
同じ質問に勝地は「そうですねぇ。僕もいろいろありましたから…」と語ると、その場から笑いが。「いろんなことを書かれて、憶測の記事もあったり。それで苦しむ時間もあったけど、作品を宣伝してくれたりもして。マスコミの方とは持ちつ持たれつ、なんじゃないかなって思っている」とした。続けて「昔、つけ麺屋さんからめちゃくちゃカッコつけて出てくるところを撮られたことがあって。それを記者の人に聞いたら、もともと他の人を追いかけていたけど空振りに終わった。飯でも食おうかと思ったら、勝地涼がのんきにつけ麺屋に来てラーメン食べていたっていう記事になったらしい」と明かし、「それ誰が読んで面白いんだろう(笑)。でも撮られることも有名であること。撮られること=嬉しいことでもあるので、複雑」と苦笑い。これには丸山も賛同し、「複雑ですね。注目されていなかったら撮られないし、撮られなくなっても終わりだろうし、撮られても終わりでもあるし(笑)」と話して笑わせた。
「“撮られる”と、“撮られない”どちらがいいか?」と聞かれると、勝地は「俺はこの先も撮られたいです!」と宣言。しかし「簡単に撮られるとは思わないで」とニヤリ。「勝地さんを撮るなら六本木か西麻布?」と追求を受けると、「かなぁ〜?どうかなぁ〜?」とはぐらかし「僕は記者だったら、あそこに張ったらいいのに。あのマンションに張っていたら絶対撮れるのにって思うことがある。絶対言わないですけど(笑)」とマスコミを翻弄した。
◆丸山隆平、勝地涼は「頼りになる」
丸山と勝地は、バラエティーなどでは共演経験はあるものの、演劇では初めて。丸山が「演劇でいったら大先輩なので現場でアドバイスをいただきました。この作品の稽古期間中に、『お前ちゃんとせぇよ』って言われました」とお叱りを受けていたことを告白すると、勝地が「ほら変な切り取り方される(笑)」とツッコんで笑わせた。丸山は「いや、それは劇をよくするために言ってくれたこと。僕41歳ですけど、なかなかこうやって言ってもらえることはない。それはすごくうれしかったし、助かっています。頼りになる」と感謝した。
なお、本作は3月31日から4月22日まで東京・THEATER MILANO-Za、4月27日から5月6日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。(modelpress編集部)
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