乃木坂46岩本蓮加“限界をとっくに超えていた”時期に支えとなった存在 山下美月との関係性も語る<「チャンスは平等」インタビュー>
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【写真】乃木坂46岩本蓮加、ノースリーブで素肌際立つ
◆岩本蓮加、山下美月卒業シングルへの思いとは
― まずは、楽曲を最初に聴いた際のご感想から教えてください。
岩本:楽曲が届くまで、メンバー同士で「山(山下)がセンターで、卒業ソングってなるとどういう曲なんだろう?『僕が僕を好きになる』みたいな、しなやかにダンスを踊る曲調かな」「白石(麻衣)さんが卒業したとき(『しあわせの保護色』)のように、ほっこりする楽曲なのかな」などと様々な予想していたので、最初に聴いたときは「まさかのディスコソング!」と正直驚きました。ディスコ調はすごく新鮮ですし、“山下の卒業ソング”とだけで見ると、もしかしたら「思っていたのと違うな」と感じるファンの方もいるかもしれません。でも、メンバーがとにかく楽しんで踊れる楽曲ですし、これから先ライブで披露することがあったとしても、卒業ソングだからといってしんみりせずにメンバーの笑顔が見られる楽曲でもあるので、いつどの時代に披露しても楽しめる素敵な1曲だと思います。私も今では「この曲がかかったら踊らずにはいられない!」というくらい、すごくお気に入りです。
― 今作はセンターを務める山下さんの卒業シングルであり、初めて3期生全員が選抜メンバーに選ばれたシングルでもありますね。
岩本:3期生が全員選抜メンバーに選んでいただけたことは、本当にありがたいです。3期生って集まると急にふざけだすし、女子校のようなノリが大好き(笑)。いじっていじられて、ふざけて…みたいなやり取りの中にいる山下は本当に自然体なので、そういった姿をファンの方に見ていただけることも嬉しいです。パフォーマンスでもちょっとお茶目な部分を入れたり、目を合わせていたり、色んなおふざけをしているので(笑)、カメラに映っているかはわからないのですが、端っこまで注目していただけたらと思います!
◆岩本蓮加、山下美月との関係性語る
― 山下さんとは同期としてたくさんの思い出があるかと思いますが、特に印象に残っていることはありますか?
岩本:私はグループに加入したとき12歳で、最年少メンバーだったので、みんなが妹のように可愛がってくれていたんです。でも、当時はその分だけ「友達のような存在は少ないな」とも感じていました。そんな中、山は私を子ども扱いしない唯一のメンバーで、当時から対等に接してくれていました。思春期は「子ども扱いは嫌!」という時期でもあったので、特に一緒にいて気が楽でしたし、さり気なく山の横に行って世間話をして笑ったり、ちょっとふざけたりすることがすごく楽しくて…。そういった時間は今もずっと変わっていないなと思います。「チャンスは平等」のタイトルのように、山は本当に平等に見られる人ですし、それを自然にできるのは山の優しさであり、人間性だなと思います。
― 岩本さんが12歳から20歳になるまでの8年間、ずっと関係性が変わらないというのはすごいですね。
岩本:そうですね。ほかのメンバーも最初は“お姉ちゃん”という感覚でしたが、一緒に活動していくうちにどんどん近い存在になって、気がついたらお仕事の話をしたり、悩み事の相談を私が受けたり、アドバイスをしたりするようになりました。今では、最年長の吉田綾乃クリスティーと一緒にいる時間が長いのですが、昔は“お姉ちゃんと妹”のようだった関係性が、今では友達のような関係性になれたことがすごく嬉しいです。めちゃくちゃプライベートでも遊んでいるので、1番関係性が変わったメンバーかなと思います。
― 今作では、そんな吉田さんとともに選抜メンバーとして活動できることも嬉しいですね。
岩本:楽屋でいつも隣に座って雑談をしたり、一緒に写真を撮ったりしている人が、ずっと変わらず隣にいることへの安心感がすごくあって。勝手に心強いなと感じています。
◆岩本蓮加「乃木坂46を愛していればグループの良さは消えない」
― 5月に山下さんの卒業コンサートを控える中で、新メンバーである6期生のオーディションも進行していたりと、グループは日々進化と変化を続けています。そういった中で、岩本さんはどんなグループを目指していきたいと考えていますか?
岩本:1期生・2期生のメンバーを間近で見てきたのは3期生なので、そのときに吸収したものを3期生なりに発揮して、4期生・5期生が安心して着いてこられるようなグループにしていきたいです。これから先、新しいことに挑戦する場面は何回もあると思うし、3期生は特に1期生・2期生に憧れてグループに加入しているので、乃木坂46がどれだけすごかったか、ファンの方がどんなものを求めているか・期待しているかをよくわかっている分、不安になることもあると思います。
「ファンの方の期待に応えていきたい」という気持ちはもちろんありますが、新しいものがあるのであれば、それを無駄にするのはもったいないという気持ちもあります。グループが変化したとしても、メンバーが乃木坂46を愛していればグループの良さは消えないと思うので、ファンの方が安心して着いてこられるようなグループにできるように、そしてそんなグループを守っていけるように、これからも頑張りたいなと思っています。
◆岩本蓮加が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、岩本さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。
岩本:私は焦らないことを1番大事にしています。元々辛いときに1人で抱え込んでしまう性格だったんですけど、周りに素敵な人がたくさんいて支えてくれたり、メンバーが心の拠り所になってくれたりして、頑張ることができました。誰かに心の内を打ち明けるのは勇気のいる行動だとは思いますが、きっと支えてくれる人は近くにいるし、一步踏み出すことで色々な経験談を聞くことができたり、知らなかった感情を知ることができたりすると思います。時間はかかるかもしれませんが、これからもそうやって少しずつ乗り越えていきたいです。
― 岩本さんご自身は、メンバーを頼れるようになったきっかけはあったのでしょうか?
岩本:1人で色々なことを抱え込んでいたときに体調を崩してしまい、思うような活動ができなくなってしまったことがあって。そこで初めて「自分は限界をとっくに超えていたんだ」と気がついたのですが、そのときにメンバーがたくさん支えてくれて、「わがままを言って良いよ」という風に声を掛けてくれたんです。それがきっかけで、少しずつ周りに相談をしたり、多少の愚痴を言ったりできるようになりました。
◆岩本蓮加の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、岩本さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2021年にお聞きしたときは「自分の気持ちを口に出すこと」と話していました。
岩本:どんな小さなことでも行動することが大切だと思います。最初から諦めてしまう子もいると思いますし、私自身も昔はそうだったんですけど、夢がすごく大きくても遠くても、着実に一步ずつ進めていけば自信に繋がると思うんです。ずっとスタートラインにいるよりは、いつかの夢のために一步二歩動いている人の方が偉いと思うので、今はちょっとでも動くことを意識しています!
― ありがとうございました!
◆インタビューこぼれ話1/最近の美容法を教えて!
岩本:(悩みながら)私は美容とはかけ離れているんですけど…(笑)、肌の乾燥に悩んでいるので、お風呂からあがるときに濡れた状態で使えるオイルを体に塗って、軽くバスタオルで水分を拭き取ってからボディクリームを塗ることを心掛けています!
◆インタビューこぼれ話2/同期の“美容大臣”(美容やコスメに詳しいメンバー)は?
岩本:昔は3期生の中で流行りがあって、みんな同じコスメを使っているみたいなことがあったんですけど、今はそれぞれ自分が好きなものを使うようになりました(笑)。でも、可愛いコスメや新しいコスメの話をよくしているのは梅(梅澤美波)かな…。「これめっちゃ色が綺麗だよ!」と教えてくれることが多いです!(佐藤)楓は梅と似合う色のコスメが同じなのと、流されやすい性格なので(笑)、梅がおすすめしたものを100%買っているようです(笑)。
◆インタビューこぼれ話3/MBTI診断の結果は?
岩本:ISFPです!
隣で聞いていた田村:私も同じです!
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
◆乃木坂46・35thシングル「チャンスは平等」
乃木坂46にとって通算35枚目のシングル「チャンスは平等」。表題曲は、今作の活動をもってグループを卒業する三期生・山下がセンターを務めており、80年代のディスコサウンドを彷彿とさせる楽曲に仕上がっている。
◆岩本蓮加(いわもと・れんか)プロフィール
2004年2月2日生まれ/血液型:B型/星座:みずがめ座/身長:157cm
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