河合優実、人生の転機はDM 見知らぬ人からオファー届く「僕の映画に出てほしいと」【あんのこと】
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【写真】「ふてほど」河合優実&岡田将生が突如キス
本作は、2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く、実話をもとにした衝撃の人間ドラマ。『ビジランテ』や『ギャングース』の入江監督が、社会の中で「見えない存在」にされてしまった人々を、鎮魂と後悔の思いを込めて、まっすぐに見つめる渾身の一作となっている。
◆河合優実、役柄への向き合い方「どこまでも真剣に誠実にやるということに徹して」
初めて脚本を読んだ際の心境と、どのように自身の役を生み出していったのか尋ねられると、底辺から抜け出そうともがく少女・杏を演じる河合は「実在する方のお話ということが最初から最後まで自分の中で大きくて、とても強い気持ちで大切に触らないとできないなと思っていました」と吐露し、「脚本をいただいて読んだときに、入江さんが同じ気持ちで“覚悟しないとできないな”と思いながら書いた脚本なんだろうなという気みたいなものを受け取ったので、どこまでも真剣に誠実にやるということに徹していましたね」と回顧。続けて、「その中で本人に近づきながら、杏というこの映画の中のいちキャラクターとして作るという方向に途中からシフトしていったような感覚です」と語った。
◆佐藤二朗・稲垣吾郎、河合優実に感謝&謝罪?「僕らが不適切だったよ」
さらに、TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』での好演で注目を集める河合だが、共演したことで河合のすごさを感じた瞬間はあったか聞かれると、佐藤は「予告編の冒頭に使われているトンネルのシーンで、お互いがエモーショナルになって泣き叫ぶシーンがあるんですけど、そのシーンの前に初めて共演した河合優実がいきなり僕の手を両手で握ったんです」と打ち明けて、「僕はその意味がわかったんです。彼女は取材のときに『この大事なシーンをやる前に相手の体温を感じたかった』みたいなことを言っていて、僕はそれはわかって、僕もそういうことで芝居は変わると思うので、後輩にそんなことさせたら絶対にこのシーン外せないなと思って、いいシーンにしたいと思ってやったんですけど、逆に河合優実に感謝してるんですよ。俺をそういう気にさせてくれて」と感謝した。
これに稲垣は「それってすごく大切なことだよね」と賛同し、そのエピソードを知らなかったという入江監督も「それはちゃんと画に出てますね」と舌を巻いたが、河合は「あまり言うとそれを思って本作を見ちゃうからちょっと…忘れてください(笑)」と困惑。すると佐藤は「ごめん!」と謝罪し、稲垣が「僕らが不適切だったよ」とコメントして観客から笑い声と拍手を浴びると、佐藤は「ほかの作品のこと言わないの!どっかで使おうと思ってたでしょ!」と突っ込んで会場の笑いを誘った。
加えて、本作に関わったことで人生観は変わったかと尋ねられた河合は「いろんな作品とかいろんな役がありますけど、これまでもこれからも特別な役になるなと思っているので、そういう意味でこれを経験できたことはすごく大きかったし、言葉で言うのは難しいんですけど、いろんなことがこの先あるだろうけど、これをやったことが自分の糧には絶対になるし、この経験自体が支えになるだろうなと思っていますね」と力強く語った。
◆河合優実の人生の転機「DMが届いて」
そして、本作の内容にちなみ、運命を変えた人生の転機となった出会いについて聞かれると、河合は「高校3年生のときに事務所に入ったんですけど、そのとき急に進路を変えて、卒業する前に事務所に入っちゃおうって決心したのが高3の夏くらいで、受験勉強を一切やめて、気分転換に映画を観に行ったら、今の若い人にはおすすめしないんですけど、『今日、映画館でこの映画を観ていた人ですか?』って私が顔を公開していたアカウントにDMが届いて、『私は映画を作っている学生です。僕の映画に出てほしいです』ということをDMで言ってきたんです」とエピソードを明かし、1対1で会うのは怖いと思って高校の文化祭にその人を呼んだそうで「そこで初めて会って、大丈夫かなと思ってその人と一緒に映画を作ったことがあって、それが人生で初めて出た自主映画です」と告白。
続けて河合は「でも真似はしないでくださいということは言っておきます。ネットで声をかけてきた人とは会わないでくださいということだけは言っておくんですけど、運命の出会いではありますね」と念を押し、稲垣から「それでお芝居をするのが楽しいとか手応えがあったの?」と追求されると、「何もわからずにやってみましたけど、このお仕事がしたいと思ったすぐあとに観に行った映画館でそういうことが起きたので、これは運命かなと思っちゃいました」と語った。(modelpress編集部)
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