岩田剛典「アンチヒーロー」今後の伏線となる重要シーン明かす「作戦通り事が進んでいる気がします」【インタビュー後編】 | NewsCafe

岩田剛典「アンチヒーロー」今後の伏線となる重要シーン明かす「作戦通り事が進んでいる気がします」【インタビュー後編】

社会 ニュース
岩田剛典「アンチヒーロー」(C)TBS
岩田剛典「アンチヒーロー」(C)TBS 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/05/30】TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~)に出演するEXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(いわた・たかのり/35)。モデルプレスら報道陣のリモート取材に応じ、作品の魅力や今後の考察のポイントを語ってくれた。<後編>

【写真】「アンチヒーロー」今後の伏線となる重要シーン

◆長谷川博己主演「アンチヒーロー」

本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川)が視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?」を問いかける、前代未聞の逆転パラドックスエンターテイメント。

岩田は、町工場で起きた社長殺害事件の容疑者とされている緋山啓太を演じる。

◆「アンチヒーロー」反響はキャスト・スタッフ陣の“作戦通り”?

― これまでの放送を受け反響を実感されることはありますか?

岩田:“殺人事件の犯人役”というところで、2話のラストシーンでは実際に罪を犯しているのかいないのか、うやむやにさせた脚本になっていたのでいろいろな考察が盛り上がっているなと思いました。そんな作品のキーマンを演じることができて、この仕事冥利に尽きるなとありがたい限りです。この先、きっと予想外の真実が出てくると思いますが、1・2話の反応を見ている限りだと、このチームの作戦通り事が進んでいる気がします。

― 脚本を読んで、魅力を感じたところを教えてください。

岩田:やっぱり本が面白いというのは、役者にとってすごく魅力がある作品だと思います。作品に入る前の段階で既に8・9話ぐらいまで出来上がっていて信頼できる現場だと感じましたし、先を計算しながら芝居に臨むことができました。特に8話は、初めて緋山がどういう人物なのか分かる重要な回になっているので、芝居をするうえで本があるかないかでは雲泥の差があったと思います。

― 「計算できた」というのはどのような部分で?

岩田:匠海くん演じる赤峰との対話シーンは特に考えながら作っていきました。緋山のキャラクターを作っていくうえで、彼の人となりや過去が分かる重要なシーンになっています。

― そこに向けて序盤から変化をつけているのでしょうか?

岩田:そのシーンを逆で観たら、1・2話も納得していただけるかもしれないです。視聴者の方々を騙すようなつもりでお芝居はしているわけではありませんが、8~10話を観ていただくと自然と1・2話も「そういう流れになるよね」と思っていただけるというか、脚本に隙がないことが感じられると思います。

◆岩田剛典「虎に翼」「アンチヒーロー」真逆の役への挑戦は「すごくラッキー」

― 改めて「アンチヒーロー」という作品の魅力を教えてください。

岩田:やっぱり重厚な脚本ですよね。本の面白さは、作品の良し悪しを決める一番大きな要素になってくると思うので、まずはそこが本当に盤石であることが視聴者の皆さんの満足度に繋がっているのかなと思います。あとは撮り方がすごく丁寧です。映像が映画っぽい質感になっているなと第2話上映会のとき映画館のスクリーンで観て感じて、とても好きです。

― 監督とのやりとりで印象に残っていることはありますか?

岩田:僕が普段喋っているトーンよりも、(監督に)求められているトーンがだいぶ低かったですね(笑)。僕はそんなにセリフが多い役ではないので、大変なんて言っていられないですが、逆に言えば表情だけでストーリーを繋ぐ役目があるので、表情や声色は緋山というキャラクターを作る要素としてクランクインの日に相談して決めました。

― 法廷シーンの撮影はいかがですか?

岩田:人が多いので非常に大変です。まさに先ほども撮影していたのですが、1シーンにつき100近いカット数があるので、集中力をキープするのも大変ですし、スタッフ、キャストのチーム力が試されているような撮影が続いています。

― 朝ドラ「虎に翼」とのギャップにも反響があると思いますが、ご自身ではどのように捉えられていますか?

岩田:本当にたまたま被ったのですが、視聴者の方が混乱してしまうかもしれません(笑)。全然違う役どころなので、ほぼ同じ時期に真逆の役ができたことはすごくラッキーなことだと思います。

◆岩田剛典、“今後の伏線”?重要シーン明かす

― 1話から7話までの考察として、何度も何度も観返す視聴者の方がいらっしゃると思いますが、岩田さんが思う“追いアンチ”ポイントを教えていただきたいです。

岩田:気づけないところもあると思うのですが、何度もご覧になっていただくと、各キャラクターが話を跨いでシンクロしていきます。だから物語の理解度を高めるうえで、“観返す”ことはすごく重要だと思います。僕が5話で再登場したのも、無理矢理登場しているわけではなく、全部繋がっていくからなんです。最後までご覧になっていただいた人にしか得られない満足度がある作品になっていると思います。あと、1話冒頭の接見室のシーンは実はめちゃくちゃ重要シーンです。ただの主人公のヒーローカットではございません(笑)。

― ありがとうございました。

◆こぼれ話

タイトなスケジュールの中、わずかな撮影合間に取材に応じた岩田。撮影の失敗談を聞かれると「この間ロケで、まだ5月だけど蚊がいて、撮影中に顔を刺されて腫れてきちゃってメイクさんに少し迷惑をかけたという可愛い話があります(笑)。…つまらなくてすみません(笑)」と茶目っ気たっぷりにこぼし、場を和ませる一幕もあった。(modelpress編集部)

◆岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール

1989年3月6日生まれ。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の出演作はドラマ「プロミス・シンデレラ」(2021年)、「金魚妻」(2022年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年)、映画「ウェディング・ハイ」(2022年)、「死刑にいたる病」(2022年)、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022年)、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」(2023年)など。また、2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)にも出演している。

◆「アンチヒーロー」第8話あらすじ

「あなたを無罪にして差し上げます」

志水(緒形直人)の冤罪を晴らそうとする明墨(長谷川博己)たちの前に伊達原(野村萬斎)が立ちはだかる。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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