Hey! Say! JUMP山田涼介、芸能活動20周年で初の教師役へ 生徒役の経験から考える現場作りとは【「ビリオン×スクール」前編】 | NewsCafe

Hey! Say! JUMP山田涼介、芸能活動20周年で初の教師役へ 生徒役の経験から考える現場作りとは【「ビリオン×スクール」前編】

社会 ニュース
山田涼介「ビリオン×スクール」(C)フジテレビ
山田涼介「ビリオン×スクール」(C)フジテレビ 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/06/19】7月5日スタートのフジテレビ系金9ドラマ「ビリオン×スクール」で主演を務めるHey! Say! JUMPの山田涼介が、モデルプレスらの取材に応じた。前編では「今まで見たことのないような新しい視点での学園ドラマ」と語る本作の魅力や、衣装までこだわった緻密な役作りなどについて、たっぷりと語ってくれた。【前編】

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◆山田涼介主演「ビリオン×スクール」

本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディー。私立絵都学園で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組に新しい担任として山田演じる加賀美零(かがみ・れい)がやってくる。

◆山田涼介「ビリオン×スクール」は新しい学園ドラマ

本作で山田が演じるのは、日本を代表する財閥系グループを継いだCEOという身分を隠すも、資産も行動力も“ケタ外れ”のため学校の常識が全く通用しない容姿端麗な教師という特殊な役どころ。クランクイン前に行われた取材では、「ぶっ飛んだ役なので『どうやって演じようかな』『難しいな』と思いながら台本を読みました」と難しさを感じつつ「今までも各局で“学園ドラマ”として色んな作品が放送されてきましたが、本当に今まで見たことのないような、新しい視点での学園ドラマになるのではないかと思いました」と、従来の学園ドラマとは違った魅力を感じていた。

「学園ドラマというのは、生徒に先生が寄り添いながらどんどん変わっていくものだと思っていたのですが、今回の加賀美は今までの寄り添う先生像とはまたちょっと違ったアプローチの仕方をしていきます。『別に変わってほしくて言っているんじゃないんだよ。これはこういうものだから、君たちもこういうふうに思わないとダメなんだ』と訴えることで、生徒が自分の問題に気付いていくという形はなかなかなかったと思うんです。あと『絶対先生として言ってはいけない言葉だよ』という言葉も、割とさらっと悪気なく言ってしまうようなタイプなので、そういう意味でも今までになかった学園ドラマだというイメージを持ちました」

◆山田涼介、役作りへのこだわり語る

加賀美役を演じるにあたり、山田は「そんなに教師っぽくない教師なので、どちらかというとCEOとしての佇まいの方が強くなるのかなと思っています。後半になるにつれ、加賀美にどういう心境の変化が待っているのか僕も分からないのですが、1~2話はもう『変なやつ』で貫き通したい」とビジョンを語る。その“CEOっぽさ”をどう出していきたいかと聞くと「スッとしてればそれっぽく見えるんじゃないでしょうか」と笑い「あまりCEO感を出さないように教師になるという役ではあるのですが、教師を経験したことがないし、一般的な常識がないので、ところどころに一般常識とは違う言葉が出てきてしまったり、それっぽい佇まいが出てきてしまうという役どころ。僕もなんせCEOになったことがないので、監督と相談しながら加賀美零というキャラクターを作り上げていければ」と、真面目な山田らしく冷静に役を分析しつつ、これから現場で構築していくことにワクワクしているようでもあった。

さらに、役作りのこだわりは衣装にまで。「時間は有限なので服を決める時間ももったいない」と考える起業家のスティーブ・ジョブズにヒントを得て、一貫して“1ミリも変わらない”同じ衣装にしたという。「プロデューサーや監督と話しながら決めたので、そういった部分で普通の人ではありえないという感じが出てくるのではないか」と“変な人”という印象を細部まで体現しているというから楽しみだ。

◆山田涼介、生徒役の経験から教師役への意気込み

「探偵学園Q」(日本テレビ/2006・2007)でのドラマ初出演から「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」(日本テレビ/2008)での連続ドラマ初主演、「金田一少年の事件簿」(日本テレビ/2013・2014)、「地獄先生ぬ〜べ〜」(2014)など数々の学園ドラマで生徒役を演じてきた山田。今年31歳で芸能活動20周年を迎え、教師役へと立場が変わったことについて心境を問うと「やっぱり自分が教師を演じることはあまり想像したことがなかったので、まずびっくりしています」と感慨深さを覚えたよう。本作の生徒役としては、これまでに松田元太(Travis Japan)や水沢林太郎、山下幸輝、柏木悠(超特急)、上坂樹里らの出演が発表されているが、山田自身が生徒役を何度も経験してきたからこそ、今度は教師として作りたい現場の雰囲気を語ってくれた。

「僕は年齢だけが先走っていて見た目があまり変わらないタイプだとプロデューサーとも話していたので、生徒に見られないようなビジュアルを作り、先生と生徒としてある程度の距離を保ちながらも、現場の空気は座長として僕がちゃんと引っ張っていければと思っています。僕は“学園モノ”に出演した思い出がすごく心に残っていて。生徒の中にはこれからもっと活躍していく子たちもいっぱいいると思いますし、そういう子たちにとっていい思い出になるような現場作りを率先して作っていきたいです。コミュニケーションの取り方は人それぞれ違うとは思うので、時間をかけながら1人ひとりの個性を見ていって、1人ひとりとちゃんとコミュニケーションが取れたらと思っています。いかんせん僕はそんなにコミュニケーションを取ることが得意ではないのですが…(笑)。今回の現場ではちょっと頑張りたいなと思っています」

◆山田涼介、学生時代に救われた教師の存在

座長として引っ張っていく覚悟を決めながらも、先輩俳優として伝えたいことを聞くと「勘弁してくださいよ(笑)。ないですよ!」と和やかに笑った山田。「僕もまだまだ学ぶ立場として日々勉強だと思っていますので、一緒に学んでいけたら嬉しいです」と謙虚な心も忘れず「役柄は生徒と教師ですが、現場に立てば1プロとして、皆同じ土俵で同じ方向を向いて歩くので、そこは関係なく、皆で成長していけたら」と意気込んだ。その生徒役の俳優たちへ真摯に向き合おうとする姿勢は、学生時代に彼自身と向き合ってくれた教師の影響もあるのかもしれない。

「あまりこんなことを大きな声で言ってはいけないですが、あまり真面目ではなかったので…(笑)。でも、そういう生徒にもすごく寄り添ってくれる先生がいました。仕事しながら学校に行っていて、どうしても朝がすごい眠いじゃないですか。なので、休み時間によく図書室で寝ていたのですが、そのまま授業のチャイムが鳴っても気づかずに寝ていて、先生が起こしに来ることがありました。その時も、無理に教室に連れ戻そうとするのではなくて『昨日何があったの』『何の仕事だったの』と寄り添いながら聞いてくれたことは印象に残っています」

後編では、「セミオトコ」(日本テレビ/2018)で恋人役を演じて以来の共演となる木南晴夏に寄せる信頼や、7月5日に放送を控える第1話の見どころなどについて語っている。(modelpress編集部)

◆山田涼介(やまだ・りょうすけ)プロフィール

1993年5月9日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPとして2007年に「Ultra Music Power」でCDデビュー。2008年には「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」(日本テレビ)で連続ドラマ初主演。2015年3月21日公開の主演映画『暗殺教室』では、「第39回日本アカデミー賞」で「新人俳優賞」を受賞した。その後もドラマ「カインとアベル」(フジテレビ/2016)「セミオトコ」(テレビ朝日/2019)「王様に捧ぐ薬指」(TBS/2023)、映画「鋼の錬金術師」シリーズ(2017・2022)など数々の話題作に出演している。「ビリオン×スクール」は、山田にとって「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ/2014年)以来、約10年ぶりの学園ドラマとなる。

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《モデルプレス》

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