AIの夢を叶える秘訣「死にさえしなければなんでもチャレンジ」悲しみの渦中からの抜け出し方とは【モデルプレスインタビュー】
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【写真】AI、愛媛で熱唱
◆AI、地元高校合唱部とコラボ
「TGC地方創生プロジェクト」が四国地方に初上陸し開催された「TGC松山」。AIはアーティストステージのトリを飾り、3曲を歌唱した。
平和教育プロジェクトの一環として作られた楽曲「Lasting Peace Song」は地元・愛媛県立西条高等学校合唱部とスペシャルコラボレーション。息を合わせ素晴らしいハーモニーを奏で、最後には「ハピネス」で観客を一つにした。
◆AI、高校生とのコラボで刺激「一から出直してこよう」
― 先ほどパフォーマンスを終えてきたばかりですが、「TGC松山」はいかがでしたか?
AI:最後の「ハピネス」で来ていたお客さんの声が聞こえてきて、もう本当に良かったなと思いました。「TGC」は何回か出演させていただいているのですが、色々な方が出ているので毎回とても楽しみだし、今回も本当に綺麗な方々をたくさん見られてすごく楽しかったです。トイレで見かけたりして「普通にトイレにいるんだ…」と思ったり(笑)。
― ほかの出演者の方は逆にAIさんを見てそう思われたのではないでしょうか(笑)。
AI:いやいや!多分掃除のおばさんかなんかだと思われていると思います(笑)。
― (笑)。高校生とのコラボはいかがでしたか?
AI:もう最高!感動でしたね。高校生の皆さんが一生懸命歌ってくれてピュアな心が伝わってきて、「私もしっかりしなきゃ」という気持ちにさせてもらいました。改めて私も一から出直してこようと感じました。
― バックヤードで印象的だったことを教えてください。
AI:ケータリングがすごかったです。もうあれもこれもと欲張っちゃって、食べ過ぎちゃいました(笑)。
― みかんジュース蛇口も体験されましたか?
AI:もちろん!あれをやらずには帰れないですよね(笑)!空港にもあって「いいな、やってみたいな」って思っていたんですけど、ちょっと勇気がなくて。そしたらまさかのここにあって「もう最高!!」って。記念になりました。
◆AIの悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者には、今壁にぶつかっている方もたくさんいます。そういった読者に向けてAIさんの“悲しみを乗り越えた方法”をお伺いしたいです。
AI:やっぱり音楽ですかね。自分が「もうこれ以上辛いことない」と思ったら、あとは良くなっていくだけ。だから音楽を聴いてどんどん這い上がろうという感じです。
― それはほかのアーティストさんの楽曲ですか?
AI:そうですね。例えばゴスペルには希望のある曲がいっぱいあったり、「それでいいんだ、頑張れ、立ち上がれ」みたいなメッセージ性のある曲で気持ちを高めたりもします。あとは「色々上手くいってないのわかってるよ」みたいな話しかけ系から始まる曲とかも(笑)。でも曲が終わるまでになんかちょっと良くなっていたり、「いつまでもぐったりしてるのやめようかな」という気になったりするんです。
それから本当にヤバイと思ったときは、そこから抜け出すというよりも、良いことをいっぱいして自分を好きになる。自分が「これは良いことだ」と思えることをたくさんやっていくと、少しずつ自分のことを好きになるから、自分が良いことをしたとわかればなんでもいいんです。だって「自分の人生もう終わり」と思うくらい辛いんだったら、もうそれ以上のことはないから、全部捧げていいじゃん。ただ亡くなることだけはダメだから、そこだけは乗り越えてほしいなといつも思っています。
― 落ち込んでいるときは、もうもはや全く行動したくない…みたいな気持ちになってしまうことも多いですが、AIさんはそこであえて自分を動かすんですね。
AI:はい。最悪なときはとりあえず泣いてもいいし、外に出たくなかったらそのままでもいいけど、ヤバイってときこそ外に出てちょっと違う空気が吸える場所にぱっと行く。そうじゃないともっとヤバイことになりそうだから、早く違う環境に自分を連れていってあげるのが1番良いかなと思います。
それから、そういうときはもう自分しか自分を引き戻せない。「そこに入ったらダメだ」「そっちに行っちゃダメだ」というのを自分で言う。もちろん最初は「なんで私がこんなこと…!ひどい!なんで!」となるんだけど、その後にそうやって泣いて自分を責めたり人を責めたりすることをやり疲れるときが来るんですよ。だからそれまでは思う存分泣いても嘆いてもいいし、自分を傷つけること以外の方法では悲しんでいいと思います。
◆AIの夢を叶える秘訣
― 最後にモデルプレス恒例で聞いている“夢を叶える秘訣”を教えてください。2021年にお伺いしたときには「自分で出来ないと決めつけず、まずはやってみること」「やれるだけのことをやって、本当に無理だなと思うまで諦めないでほしい」などとお話してくださったんですが、そこから3年が経って、改めて今のAIさんの考えをお聞きしたいです。
AI:そうですね、変わらないです。やってみてダメだったらやめるけど、逆にいっぱいチャレンジしたら「これだけやったらこういう感じなんだ」とわかることもありますよね。
― 最初の1歩を踏み出すのには勇気が必要だと思いますが、そこで1歩踏み出すことに怖さはないですか?
AI:皆それぞれ苦しんだり悲しんだりする毎日があって、それを経験しているんだったら、一度ゼロになったことがあるんだったら、絶対大丈夫です。だって今生活できているんだからいいじゃんって。ただ本当に今からスタートするという人は、もしかしたらそれはすごく勇気がいることかもしれない。でもそういうとき、私は昔から「命だけ助かればいいな」と思っています。だからヤバイ人と付き合わないとか、自分が危ない目に遭いそうな気配を感じたらすぐ引くとか、命が助からないようなことには足を踏み入れないようにしていて。そういうところだけ気を付けて、あとは死にさえしなければなんでもチャレンジしてやってみる。恥ずかしくてもそれはそのときだけ。きっと違う国とか誰も自分のことを知らない場所に行ってみたらその恥ずかしさも取れると思うんです。だからそれも良い経験になるかもしれないです。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆AIプロフィール
米ロサンゼルス生まれの鹿児島育ち。「Story」や「ハピネス」「みんながみんな英雄」など大ヒットソングを世に送り出す、日本が世界に誇るグローバル・スタンダード・アーティスト。国内外トップアーティストとのコラボも多数。この夏、世代を超えて響くサマーラブソング「Untitled feat. PUSHIM, DABO」が配信中。
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《モデルプレス》