「西園寺さんは家事をしない」西園寺さん(松本若菜)&楠見(松村北斗)は「一筋縄ではいかない2人」新たなフェーズへ突入【第5話プロデューサーコメント】
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【写真】松村北斗、娘役見つめる密着ショットも
◆松本若菜主演「西園寺さんは家事をしない」
本作は、ひうらさとる氏による同名コミック(講談社「BE・LOVE」連載)が原作。徹底して家事をしない主人公・西園寺さん(松本)と、年下の訳ありシングルファーザー・楠見(松村北斗)&その娘・ルカ(倉田瑛茉)による風変わりな同居生活を通して「幸せって何?家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ。
楠見の不意の笑顔にドキッとして以来、それまでとは違う感情にドギマギしていた西園寺さん。“偽家族”を守るため、恋心らしきものを全力で駆逐しようとするもその行動は逆効果に。そんな矢先、ルカが保育園でトラブルを起こしてしまい、その原因が“偽家族”にあると知った西園寺さんはルカの誕生日パーティーを企画。苦手な料理やケーキ作りに挑戦し、無理をしている西園寺さんを見かねた楠見は「やりたいではなく、やらなければならない、になっているのでは」と真っ直ぐに思いを伝える。その言葉にハッとした西園寺さんも楠見を頼り、無事に誕生日パーティー当日を迎える。なんとかひと安心…かと思いきや、パーティー終盤にルカが突然号泣。 戸惑う西園寺さんにルカは「パパのこと、好きにならないで」という驚きの一言を投げかけるのであった。
西園寺さんと楠見の関係がまた少し縮まったかと思ったところに、ルカからの衝撃の一言。“偽家族”のひとり娘からの切実な思いに西園寺さんは何を思うのだろうか。
◆「西園寺さんは家事をしない」プロデューサーコメント
◆西園寺さん&楠見の気持ちに変化
第5話は、ルカの言葉を受け止めた西園寺さんが、ルカを不安にさせないため、そして大切な偽家族を存続させるため、なんとも素っ頓狂で奇妙な作戦を打ち立てていくストーリーになっています。その作戦とは、上書き彼氏を作ること!楠見への恋心がルカを不安にさせることを知り、西園寺さんは、偽家族の外に恋人を作ることを思いつきます。
そこで西園寺さんは手始めにマッチングアプリを開始!アプリを通じていろいろな人と会っていくことになります。西園寺さんが、大真面目に恋愛するぞモードに入った時の気合いと勢い、そして空回りっぷりは爽快感をおぼえるほど面白く、お気に入りのシーンです。脚本家の宮本(武史)さんから初稿が届いた時からこのシーンが楽しみで、全力で遊び心を詰め込みました。楽しんでいただけたらうれしいです!
そんな思い切り笑えるシーンの一方で、西園寺さんの楠見に対する気持ちがどんどん変わっていく回でもあり、それ故の葛藤も出てきます。でも、その葛藤は楠見とルカという“偽家族”を心から大切に思っているからこそ。それが切なくもあり、面白くもあるので、西園寺さんがどうなっていくのかを、皆さんも一緒に楽しんでもらえたら。そして、楠見の心にも少しずつ動きが見え始めます。“偽家族”というちょっと変わった3人の関係を、最初は理解できずにいた楠見。そんな彼にとって、今、偽家族はどんな存在になっているのか。楠見の繊細な変化を、松村さんがとても丁寧に表現してくださっています。冷静でいることが多い楠見だからこそ、細やかな心の動きが見えた時は、思わずぐっときてしまいました。ぜひ注目していただきたいです。
◆倉田瑛茉、共演者を魅了 カズト横井の今後にも注目
ルカにとっても“偽家族”はとても大きい存在です。ルカは、まだ自分の思っていることや感じていることをうまく言葉にできない年頃。幼いながらも一生懸命思いを伝えようとする姿には胸を打たれると思います。脚本家の宮本さんは、「大人のように思いを言語化できないからこそ、きっとこの一言が出てくるのでは」と、とても繊細にセリフを書いてくださって、そして瑛茉ちゃんもお芝居を頑張ってくれました。まだ小さな身体いっぱいに複雑な思いを抱え込んだルカの姿からは、彼女の健気な思いも伝わってくるんじゃないかなと思います。
さらに、津田健次郎さんが演じるカズト横井の存在感もどんどん増していく中で、彼が“偽家族”の3人にどんなふうに関わっていくのかも楽しみの1つ。原作を読んでとてもワクワクした部分でもあります。ある日の撮影で横井をはじめ、「レスQ」社員やルカらが一堂に会した時がありました。瑛茉ちゃんも制作会見ぶりに再会する皆さんを前にして最初は緊張していたのですが、いつの間にか馴染んでいて。「レスQ」チームも彼女のかわいさに一瞬で魅了されていました(笑)。
緊張を隠せない瑛茉ちゃんを一生懸命フォローする若菜さんと北斗パパの様子や、コワモテな格好をした津田さんが瑛茉ちゃんの横に並んだ時のシュールな面白さなど、かわいさと優しさが詰まった撮影現場でした!
◆西園寺さん&楠見の関係は新たなフェーズへ
脚本の宮本さんは、第4話で登場した、動揺した西園寺さんが放つ「ありがとよ」や「ノールック楠見作戦」、横井が楠見の印象を表現する時の「鯛の冷やし茶漬けみたいな雰囲気」など、“クスッと笑えるキラーワード”を自然と台本に散りばめてくださるんです。私は宮本さんの選ぶ言葉が本当に好きで、10年前に初めてお仕事をした時に書いてくださったセリフを未だに覚えているほど。今回は西園寺さんと楠見という絶妙に変わった2人を描く時に、宮本さんのワードセンスのパワーをお借りしたいなと思い、それがキャラクターや物語に素敵な魅力をもたらしてくださっているなと実感しています。
私たちも「“偽家族”って”家族“って、何だろう」とずっと考えながら作品を作っています。正直、明確な答えはないと思うのですが、だからこそ理屈で通そうとするとこの物語は成り立たない。たとえ理屈や定義で説明できなくても、「家族ってきっとこういうことなのかも」と感覚で教えてくれるような、宮本さんの“パワーと説得力、そしてユーモアのある温かい言葉”が物語を引っ張ってくれるからこそ、この作品が出来上がっていると思います。
第5話を経て、西園寺さんと楠見の関係はまた新たなフェーズに入っていきます。「この2人、これからどうなっていくんだろう」というドキドキ感も増す回になっているので、最後まで目を離さずに楽しんでいただけたら。でも、やっぱり一筋縄ではいかない2人なので、この物語の“ちょっとずれた面白さ”を存分に堪能してもらえると思います。
(modelpress編集部)
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