米津玄師「ラストマイル」主題歌「がらくた」に映画と重なる背景 着想得た幼少期の思い出とは
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モデルプレス/ent/music
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◆米津玄師「がらくた」の着想とは
8月23日公開の映画『ラストマイル』は、同局系ドラマ『アンナチュラル』(2018)と『MIU404』(2020)の両作品と世界線が交錯するストーリー。同映画では、その両方に主題歌を提供していた米津が、主題歌『がらくた』を担当している。
『がらくた』は小学生の時の思い出から着想を得ていると米津。「廃品回収業者ってあるじゃないですか。あれがなんかすごい好きで、その文言の一節に『壊れていてもかまいません』っていう、あのフレーズがすごい頭に残っていたんですよね」と、廃品回収業者独特の呼びかけからインスピレーションを得たのだという。「すごい寂しさもあるし、と同時にこう、壊れていてもかまわないという懐の広さっていうか。そういうのが同居していて、『がらくた』を作るに大きな柱になったんですけど」と、曲作りにおいて大きな影響を与えたことを振り返った。
◆米津玄師、主題歌のもう1つのテーマとは
さらに、米津は『がらくた』の歌詞に込めた「命の尊さ」についても言及。「『がらくた』の歌詞の一説にも『壊れていてもかまわないから』そういうニュアンスの言葉が入っていたと思うんですけど、完全に壊れていない、無傷な状態な人間がこの世にいるかと言われたら1人もいないような気もするし」と、人間の脆さや傷つくという生に触れ、「大なり小なりそういう壊れている、壊れかけている部分を抱えながら人間は生きていて」と続けた。
また、米津は主題歌のテーマの背景において「生産性だとか、社会にとって価値があるとかそういうことで測っていけば、もう言うまでもなく優生思想的になるし、それをある程度許容することは大事なんじゃないかなってすごい思うんですよね」と自身の考えを述べ、「映画にとっても遠くないというか、すごく重なる部分なんじゃないかなと思った」と、『がらくた』が映画のテーマとも重なる部分があることを示唆した。(modelpress編集部)
情報:TBS
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